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現在活躍しているマーケターのターニングポイント

藤原尚也さんに聞く、マーケターとしての活躍と独立までの道【キャリア形成のアドバイスも】

独立に至った理由と独立後に大事にしていること

藤原:イベントやセミナー登壇の機会が増えるにつれて、様々なマーケターの方に相談されることが多くなったからですね。

 これって私の経験が多くの企業やマーケティング担当者の助けになるんではないか? また、私自身も正社員として一社に留まるのでなく、様々な企業のビジネスに携わることで短期間で自分自身も成長できると思うようになり、2016年7月にアクティブを設立しました。まずは、元々相談に来てくれていた会社のコンサル契約からスタートしましたね。

MZ:イベントやセミナー登壇で話されていたことが多くの方に役立つ内容だったから、そのような相談も増えたんでしょうね。独立して以降、様々な企業で社外取締役やCMOとしてご活躍ですが、具体的にはどういったことをしているのでしょうか。

藤原:現在行っているのは、お客様の組織に入り込んでマネジメントから社内調整、対外的交渉まで権限を持ったコンサルティングです。

MZ:会社の組織に入り込む……それを複数の会社と行っていると相当パワーがいると思うのですが、なぜそのような形をとっているのでしょうか。

藤原:担当する企業の結果にコミットしたいという気持ちがあったのと、自ら入り込んで動かしたいと思ったからです。「こうしたほうがいいんじゃない?」と言っても「○○でできないんです……」と返されることがありますよね? このようなケースは理屈では解決できない部分もあるので、CCCなどで培ってきた社内調整のスキルを活かしながら、できない理由を自ら取り除きたい、と考えこのような形をとっています。

 また、社内に入り込めば、一緒に仕事をする方を鼓舞してより仕事も進めやすくなりますしね。

「やったらええやん」で自分を信じる

MZ:現在はMCAのメンターとしてキャリアの相談にも乗っていると思います。どのような相談が多いですか。

藤原:特に多いのは、具体的なキャリアプランが固まっていないケースが多いですね。なんとなく不安があって、具体的になりたいイメージが固まっていないために、「藤原さんってどうやって今みたいになったんですか」って聞かれることがほとんどです。

MZ:それに対し、どのようなアドバイスを?

藤原:必ずお伝えしているのは、「あなたにしかできない仕事を作りましょう」ということです。そういった仕事を作り、ベストプラクティスを外部で話すようにすれば、自ずとチャンスが訪れます。

MZ:確かに、自分じゃなければできない仕事があれば、自ずと「頼みたい」という人は増えそうです。では最後に、今後の展望とキャリアに悩むマーケターにアドバイスをお願いできますか。

藤原:今後は、現在パーソナルジムも運営しているのですが、世界で活躍するスポーツ選手を育成する専門のスポーツアカデミー施設を立ち上げたいです。そして、マーケターとしては今担当している企業の業績をV字回復もしくは急成長させられるよう、マーケティングの視点から経営の視点まで視座を上げて頑張りたいと考えています。

 そして、最後にキャリアに悩むマーケターへのメッセージですが、僕は「やりたいことがあるならやったらええやん」と思っています。転職するにも独立するにしても、きっと周りから何かしら言われることはあるでしょう。でも、他人は関係ありません。

 自分がその道を信じるなら存分にやったらいい。信じて続けていれば、きっと周りの人がサポートしてくれます。僕も、独立したときに「上手くいかなかったら、収入がなくなったらどうしよう」と思ったこともありましたが、これまで一緒に仕事してきた仲間に相談してサポートしてもらえるとも思っていました。

 ですので、自分を信じて「やったらええやん」の精神でどんどんチャレンジしてみてはいかがでしょうか。人生は一度きり、明日はどうなっているかわからないから、「今」その一瞬を大事にしてほしいと思います。

MZ:CCC時代からやったことないこと、興味があることにどんどん飛び込んで結果を出してきた藤原さんならではのアドバイスですね。本日はありがとうございました!

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/04/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/33253

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