電通は、スポーツをはじめエンターテインメント領域において、ファン起点でのDXを様々なステークホルダーと共に実証実験を行いながら推進するプロジェクトを開始した。
同プロジェクトの第1弾として、ファイターズ スポーツ&エンターテイメントと共に、7月14日に札幌ドームにて開催されるプロ野球公式戦において、ロボットを活用したリモート観戦席「Future Box Seatβ」の実証実験を行う予定。この取り組みは、感染症拡大防止のため球場での試合観戦を楽しめないスポーツファンに、現地で観戦しているかのような体験を、ロボットを通じて提供。ファンと選手がフィジカルディスタンスを超えて交流できる新しいプラットフォームへとつなげていく。
具体的には、ロボットを通して遠隔で、選手に応援の拍手を送れたり、ロボットの頭に付いたカメラを自由に360度動かせたり、モニターに自分の顔を表示し、選手と会話を楽しめるなど、会場にいるかのように観戦できる。今後、スポーツだけではなく、音楽コンサートや劇場公演など、大小問わず、様々な会場で行われるエンターテインメントのイベントにおいて、2021年の実用化が見込まれている。
両社は、無観客や観客制限を余儀なくされる中で、ファンにかけがえのない体験を提供するとともに、興行主のチケット収入の補填につなげていくことで、ファンも興行主もWin-Winのビジネス活用を可能にすると共に、新しいファンサービスのあり方を共創していく。
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