注目セッション「KDDIグループが実現するAIマーケティング~UQモバイルの事例から見るマーケティングにおけるAI活用の要諦~」の見どころを、ARISE analytics/アクセンチュアの桝本さんに聞きました!
KDDI×UQのAI活用が明らかに
MarkeZine編集部(以下、MZ):今回のセッションテーマの概要とポイントを教えてください。
桝本:今回のセッションでは、KDDIグループが実現するAIマーケティングについて解説します。我々ARISE analyticsはKDDIとアクセンチュアのジョイントベンチャーとして誕生し、約300名のデータサイエンティストなどとともにKDDIグループのDX促進を支援してきました。
具体的にはau事業における顧客満足度を向上させるべく、AIを活用したOne to Oneマーケティングに取り組んできました。様々なデータから導き出される分析結果を基にあらゆる施策にチャレンジしてきました。それらノウハウ・アセットが貯まってきた現在は、au事業のみならず5月にKDDIとの統合を発表したUQモバイル事業など、グループ各社のAIを活用したマーケティング・DX支援を推進しています。
本セッションでは、KDDIで実際にデータ活用を推進してきた山本隆広さんからKDDIにおけるマーケティング部門でのAI活用事例・実績について、また、UQコミュニケーションズでデータ・ドリブン経営を推進する水谷晃さんからUQモバイルでの具体的なAI活用事例・実績について解説していただきます。そして私から、経営層・現場の理解を得ながらマーケティング部門でAI活用・データ分析を推進し結果につなげるプロセスについてお話しさせていただく予定です。
3社の立場からAIとの向き合い方を探る
MZ:なぜ、今回のようなセッション内容を設定したのでしょうか。
桝本:実際に企業でAI活用を推進し結果を出してきた方々に、直接具体的な事例を含めお話しいただいたほうがマーケターの方々に自分事として感じてもらいやすいのではないかと考えたためです。AIは、経営層・現場、どちらかに寄り添い過ぎても活用は進まず、適用する業務を見誤るとROIが見込めないため、どちらからも理解されず、市民権を得られない結果となります。
KDDIの山本さんとUQコミュニケーションズの水谷さんから、AIを活用したマーケティングとどのように向き合って結果を出してきたかをお話しいただくことで、立体的に内容の理解が進むのではないかと、今回の内容を設計しました。
AI活用の課題感を突破できる内容に
MZ:今回のセッションを通じて、どのような学びを提供しますか。
桝本:「AIに興味はあるけど踏み出せない」「使っているけどポテンシャルを活かせていない」といった方に対し、その課題感を突破するヒントをお届けします。
企業のマーケティング部門でAIを活用できている企業はまだ多くないと思っています。我々は設立以降KDDIグループのAI活用を推進し、一定の成果を上げてきました。セッションの中では、そのノウハウを共有してマーケターの皆さんや経営者の皆さんが、自社ビジネスのどこにAIを組み込めばよいのか、検討する材料になればよいなと思っています。
当日は、KDDI、UQで取り組んできた顧客満足度を向上するAIマーケティングの具体的な事例を中心にお話しします。さらに、それらを成功に導いてきたデータ分析・AI活用の勘所として、事業インパクトが出せるところからAI活用を推進するなどプロジェクト進行のコツもお伝えします。ぜひ当日の配信をお楽しみにしていただければと思います。
編集部からのおすすめポイント
AIを活用したマーケティングは数年前から語られてきていますが、未だに自社における最適解を見つけられている企業は少ないのではないでしょうか。
今回のセッションではKDDIやUQの事例を通じた、プロジェクトの進め方やAIの社内浸透など、生々しい内容を数字と併せて聞くことができるので、「AIによるマーケティングの効率化や成果の最大化」を検討したい、情報収集したいという方はぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。
9月2日11時10分~開催のセッション「KDDIグループが実現するAIマーケティング~UQモバイルの事例から見るマーケティングにおけるAI活用の要諦~」への参加はこちらから!