ジャストシステムは、同社が運営するWebサイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」において、「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年8月度)」を実施。以下、一部内容を紹介する。
EC利用率が最も高まったのは40代
8月にECで商品を購入した生活者の割合は56.9%で、2019年8月度調査(43.5%)と比べると、13.4ポイント増加。年代別に見てみると、10代は6.0ポイント、20代は19.0ポイント、30代は14.5ポイント、40代は22.0ポイント、50代は12.0ポイント、60代は3.5ポイントと、それぞれ増加した。いずれの年代もEC利用率が増加していたが、特に40代は大きく伸長していた。
ECアプリの勢力図に変化の兆し?
EC利用経験者で、スマートフォンアプリからECを利用すると答えた生活者に、利用中のECアプリを挙げてもらったところ、「楽天市場」(71.5%)と答えた生活者が最も多く、次いで「Amazon」(68.0%)、「Yahoo!ショッピング」(46.9%)に。また、2019年8月度調査と比較して、最も利用率が伸びたのは「UNIQLO」(9.7ポイント増)、次いで「楽天市場」(7.4ポイント増)、「ZOZOTOWN」(3.2ポイント増)だった。
※いずれの質問も、複数回答あり。
商品購入への寄与は「メールマガジン」が断トツ
EC利用経験者が、ECサイトやECアプリから新商品やキャンペーン情報を受け取っている方法は「メールマガジン」が最も多く(59.1%)、次いで「アプリのプッシュ通知」(24.9%)、「ダイレクトメール」「SNS」(ともに21.0%)に。また、最も商品購入につながっている方法は「メールマガジン」(44.7%)で、次いで「アプリのプッシュ通知」(11.1%)、「SNS」(10.8%)となった。
CtoCサービス利用経験者のうち、「メルカリ」利用率が半数超え
CtoCサービス利用経験者に、現在利用中のサービスを聞いたところ、「メルカリ」を挙げた回答者が最も多く(51.8%)、次いで「ヤフオク!」(43.7%)、「ラクマ」(29.2%)という結果に(※)。2019年8月度調査と比べ、「メルカリ」の利用率は11.2ポイント、「ラクマ」は9.5ポイント上昇した一方、「ヤフオク!」は2.6ポイント減少した(※)。
年代別に「メルカリ」の利用率を見てみると、10代は4.2ポイント、20代は6.5ポイント、30代は7.8ポイント、40代は7.6ポイント、50代は17.6ポイント、60代は14.7ポイントと、それぞれ増加。50代、60代の利用率が10ポイント以上伸長し、特に50代の伸びが顕著だった。
※複数回答あり。
【調査概要】
調査主体:ジャストシステム
調査期間:2020年8月17~21日
調査対象:17歳~69歳の男女1,100名
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