ログリーは、Cookieに依存しない独自のコンテキスト解析技術を応用した新型配信ロジック「インテントキーワードターゲティング」を開発し、ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」に搭載した。
同機能はコンテキスト解析技術を応用したもので、コンテンツ文脈から特徴的なキーワードを抽出し、キーワード単位でコンテキストターゲティングができる。ユーザーが当該キーワードに興味を持った瞬間に広告を掲載できるため、コンテンツからの自然な流入を促すことが可能となる。
近年、GDPR(General Data Protection Regulation)やITP(Intelligent Tracking Prevention)などユーザーのプライバシー保護に関わる法律や仕組みが整備されるなか、同社は「嫌われない広告」を実現すべくユーザーのプライバシーを考慮した広告配信技術の特許を取得してきた。
特にCookieの制限に関してはユーザーターゲティングに与える影響が大きく、既存のアドネットワークではユーザーの行動履歴などに基づいた広告配信が今後難しくなることが想定されている。今回の配信ロジックでは広告の配信先をあらかじめキーワード指定できるため、Cookieに依存することなくアプローチしたいユーザーに広告を配信可能だ。
また同社がネットワークしている豊富なジャンルの約500媒体を対象としているため、これまでリスティング広告などではリーチできなかったユーザー層へのアプローチも期待される。
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