デジタルサイネージを提供するビーツは、デジタルサイネージで最適な情報提供を行うことができるシステム「クラウドPOP」の提供を開始した。
同サービスでは、AIカメラが顧客の状況や属性を判断して、デジタルサイネージ上に最適なコンテンツを表示する。そのため、商品への関心や購買意欲を高めることが期待できる。通常時はCMで目を引き、顧客が商品に近づくと機能説明の映像に自動で切り替わる。さらに顧客がボタンを押すとより詳細な情報を表示するなど顧客の行動に合わせたリアルタイムなコンテンツの表示が可能だ。
またセンシング(情報を計測して数値化すること)によって、視認数、立ち寄り数、ボタンを押した回数が計測可能だ。顧客の属性(年代・性別)やそれぞれの時間など、これまで見えなかったリアル店舗の顧客行動データが可視化され、リアルタイムに確認することができる。
さらに可視化したデータを、次の店頭販促の検討に役立てることが可能だ。販促のPDCAを実際のデータを元に行うことで「何をどう変えれば顧客の行動が変わり、売り上げアップにつながるのか」が把握できる。
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