はじめに
Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同調査のもと、定点観測として「検索サービスの利用実態」に関する調査を実施した。前回の調査では、半数近くのユーザーが検索してから数日後に商品の購入を決めており、広告効果を見るには直接効果だけでなく間接効果も考慮に入れた広告投資をしていく必要があることが分かった。
今回の調査では、2006年12月の「第4回検索エンジンに関する調査」と比較して、検索時のキーワード数や閲覧ページ数、Yahoo!とGoogleユーザーで検索方法に違いが見られるかを探った。
調査概要
- 調査対象者 :16歳~59歳の男女(性年代の均等割付け)
- サンプル数 :500
- 調査期間 :2008年4月9日~2008年4月10日
- 調査方法 :インターネットリサーチ
- 調査機関 :株式会社メディアインタラクティブ
調査結果サマリー
- 80%弱のユーザーは、3ページ目までしか検索ページを見ていない。
- Yahoo!ユーザーは単一キーワード、Googleユーザーは複数キーワードで検索する傾向にある。
- はじめに単一キーワードで検索し、見つからなければキーワードを追加して再度検索するユーザーは70.6%いる。
キーワード入力数:Yahoo!は単一入力、Googleは複数入力
Q1ではパソコンで検索する場合、キーワードをいくつ入力するか尋ねた。その結果、「1つ」が60.2%と最も多く、次いで「2つ」が31.8%と続いた。最初に複数のキーワードで入力するユーザーは39.8%とそれ程多くはなく、まずユーザーは1つのキーワードで検索する傾向にあることが伺える。
2006年12月の「第4回検索エンジンに関する調査」でも、最初に1つのキーワードで検索するユーザーは50.9%と、それ程変化が見られなかった。
また、Yahoo!とGoogleのユーザー別で見た場合、Googleの方が複数のキーワードで検索しているユーザーが多く、検索エンジンによって、ユーザーの検索方法に若干の違いが見られるのではないかと考えられる。