凸版印刷は、スコープとともに商品をテーマごとに訴求する紙/Webチラシ製作サービス「ハッシュタグチラシ」「動画チラシ」「パーソナルDBチラシ」からなる、デジタル時代に対応した新しい販促支援サービス「未来のチラシ」を開発した。
凸版印刷とスコープは、店頭に並んだ商品を様々な基準でグループ化/テーマ付けし、価格以外でも商品の魅力を認識してもらう「ハッシュタグチラシ」と、「ハッシュタグチラシ」の理解をサポートする「動画チラシ」、グループ化された商品の一覧を確認できる「パーソナルDBチラシ」を開発。同時に、自動でタグ付けする機能を開始した。ハッシュタグを使うことにより、紙のチラシの接触率が低い若い世代にも商品の魅力を認識されることが期待できるという。
「ハッシュタグチラシ」は商品選定への想いをハッシュタグによりテーマ付けし、価格だけではない商品の魅力を認識させることが可能だ(ハッシュタグ例:「#神ストック #リモート」、「#防災 #ながら備蓄」など)。紙のチラシだけでなく、電子チラシの製作もできる。またSNSなど他のデジタルサービスと連携させることも可能だ。
「動画チラシ」は凸版印刷が提供する動画製作サービス「movring(モブリン)」を活用することにより、チラシの内容を安価、短納期で動画化。ハッシュタグの切り口ごとのショート動画で訴求力を向上させる。
「パーソナルDBチラシ」は、「ハッシュタグチラシ」から気になるテーマにアクセスしテーマに該当する月間特売商品を表示できるデジタルチラシだ。チラシ未掲載の商品を含めて、対象商品の一覧が確認可能で、データオリエンテッドなチラシを実現する。将来的には各社のEC機能と連携する基盤としても機能する予定だ。
なお本格提供開始に先立ちイトーヨーカドーの協力により、2021年2月からイトーヨーカドー各店でトライアルを開始した。両社は、トライアルにおける効果を検証し小売店舗を中心に展開させていくという。
【トライアルの概要】
トライアル期間:2021年2月1日~2月28日、3月1日~3月31日
目的:未来のチラシ(ハッシュタグチラシ、動画チラシ)の制作、配信、店舗での展開方法、およびその効果の検証
場所:イトーヨーカドー全店(一部店舗を除く)
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