ブレインパッドは、同社が提供するDMP「Rtoaster(アールトースター)」にて新機能を追加した。
今回新たに追加された機能「conomi-optimize(コノミ・オプティマイズ)」は機械学習の一種で、価値を最大化するような行動である「強化学習」を用いている。これにより閲覧者ごとにウェブサイトやスマートフォンアプリの表示コンテンツを最適化できる。
「conomi-optimize」の特徴は次の3点だ。1つめは目的とするCVポイントごとにコンテンツ表示比率を最適化できる点。特定のCVポイントへ誘導する最適なコンテンツ表示比率を個別に算出することができ、精度の高いパフォーマンスを実現する。
2つめは強化学習の学習方針を柔軟にカスタマイズが可能な点。どのコンテンツが「最適」かは商材特性や表示箇所によって異なる。過去データの分析結果から、最適な学習対象期間や学習率をビジネスモデルや顧客傾向に基づき設定することで、各社の方針に合わせたカスタマイズができる。
3つめは「Rtoaster」に蓄積されたウェブ・アプリの行動データを用いてすぐに実践可能な点。同プラットフォームに既に蓄積されているウェブやアプリの行動データを用いて最適化学習をするため、新たに学習データの取得やセグメンテーションをすることなく、スピーディーに「conomi-optimize」の最適化結果をウェブやアプリに反映することができる。
同機能は、複数社に先行導入されており、従来のコンテンツ最適化アルゴリズムよりもさらに20%以上成果が向上するなどの効果が得られているという。
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