応募数が既存のキャンペーンと比べて3倍増に
MZ:具体的に、どのような成果がありましたか?
西澤:毎月出している定常の賞品と比べると、ポチッとギフトの応募数は、約2.5倍となっています。最も多い応募数だと、3倍以上の開きがあるほど。それだけユーザーの関心を集められていると考えています。この成果は、本当に感謝しています。
また応募が簡単なことが、アプリの起動率にも貢献していると思います。実は歩数計アプリを起動する回数は一般的に非常に少ないんです。ほとんどの方は、朝会社に着いて歩いた歩数を見て終了し、夜帰宅してからまた歩数を見る。せいぜい2回、多くて3回くらいなんです。
ですがaruku&は、1日の平均起動回数が約6.5回です。歩数計のアプリでいえば、これはかなり高い数字です。賞品への関心や応募の手軽さといったことが要因となって、起動につながっていると考えています。事実、賞品の更新がある日は応募数が跳ねるので、「待ってくれたのかな」という手応えも感じます。
MZ:特に好評だった属性はありますか?
藤田:年代や性別に関係なく、多くのユーザーから好評ですね。賞品も、好き嫌いが分かれるようなものではなく、幅広く人気の賞品を選ぶようにしています。
MZ:具体的には、どのような賞品ですか?
藤田:全国に流通しているチョコレートやコーヒーなどを賞品にすることが多いです。こちらで全国流通の商品を選んで懸賞のプレゼントに利用することはなかなか難しく、事前の許諾が必要ですが、ポチッとギフトは一括して準備をお任せできるので、みんなが好きなものを賞品にできる強みがあります。
ユーザーの80%が翌月も継続!ユーザーリテンションにも貢献
MZ:この施策を通じて得た学びや、次に活かしたい企画があれば教えてください。
西澤:当選体験を増やしたいということで導入したのですが、その当選体験を含め、ユーザーの継続利用につながっていると感じています。というのは、ヘルスケアアプリは、翌月の継続率が約10%といわれています。その点aruku&の翌月継続率は、約80%です。当選体験を増やしていったことが、こうした成果につながったと考えています。
藤田:当選体験の向上は、今後も進めていきたいですね。
MZ:最後に今後の展望をお聞かせください。
西澤:おかげさまでaruku&は、100万ダウンロードを突破いたしました。当たることを期待してアプリをインストールした初心者の方の思いに、私たちがどれだけ応えられるかが重要です。今後は、初心者の方に向けた施策を検討していきたいと思っています。
藤田:先日、aruku&の公式Twitterアカウントでリツイートキャンペーンを実施しました。ポチッとギフトにはTwitterと連携できるキャンペーンシステムがあるので、それを活用した形です。この取り組みにより、新しいフォロワーさんを多数獲得できたので、そこから次の段階として、アプリ自体を楽しんでいただくフェーズにつなげていきたいと考えています。これまでにない新しい見せ方を工夫していきたいですね。