アドビは、2021年6月29日、事業戦略説明会を開催。今年4月より同社 代表取締役社長に就任した神谷知信氏から、日本市場における今後の事業戦略について発表された。
1982年に米国で創業したアドビは、来年40周年を迎える(日本では30周年)。デジタルが生活や仕事の中心となった今日、Eコマース市場の成長や紙からデジタルへの急速なシフトに伴い、同社のTotal Addressable Marketも急大している。
今後の同社のビジョンとして「心、おどる、デジタル」を神谷氏は提示。それを構成する4つの柱を「Digitalize」「Dilight」「Amaze」「Foster」とし、実現する3つの軸を「テクノロジー」「エコシステム」「人材と組織」と掲げた。
実際に同社では、「Adobe Experience Cloud」「Adobe Sensei」をはじめとした自社サービスを活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を体現し、心おどるデジタル体験を世界中に広がる顧客に提供している。
「アドビはいち早く事業のサブスクリプション化にシフトし、Eコマース事業も非常に加速している。自社の成功体験をお客様に共有し、企業のDX推進やデジタルを通じたワクワクする社会作りに貢献していければ」と神谷氏は語った。
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