結果を見るだけになっていないか?
担当者は時間を割いてアクセス解析のレポートを作成しています。しかし、効果が出ない場合、担当者はデータを見て一喜一憂するものの、改善のアクションがとられていない場合が多いです
適切な指標を見ているかどうか、という点はもちろん重要です。同じく重要なのが、そのデータに基づいて誰がどういった判断をするか、という点です。データに基づき課題が明らかになっても、それを改善するアクションを取らなければ事態は好転しません。データを見て「へーそうなんだ」と思うだけでは何も変わらないのです。
無駄な分析に時間を割いていないか?
アクセス解析を導入したおかげで、データからいろいろわかって面白い、面白いがゆえに必要以上にさまざまな観点で分析する担当者、分析を指示する上司がいます。個人的な趣味でアクセス解析を行うのであれば問題ないですが、会社から給料をもらって仕事をする以上、アクセス解析も事業やサイトの目的達成のために行う必要があります。
目的達成のためにも、アクセス解析を行う目的を関係者で共有しておいたほうがよいです。アクセス解析を行う理由は、サイトの基本的な指標を把握するためか、広告の費用対効果を改善するためか、サイト訪問者の行動がサイト戦略や想定導線と合致しているか知るためか、サイト改善のためか。これらを共有しておかないと、無駄な分析に必要以上の時間を割く結果となってしまいます。