Metaは、Facebook上の動画コンテンツの前後や途中に挿入できる、インストリーム広告の提供を開始した。これにより利用資格を満たしたクリエイターは、自身がFacebookに投稿した動画にビジネスの広告を挿入でき、継続的な収入を生み出すことができる。
インストリーム広告は、クリエイターが作成した動画から収入を得ることができる手段の一つで、これまで世界49ヵ国、26の言語に対応していた。今回、展開地域として日本を含む5ヵ国が追加され、新たに11言語がサポートされるようになった。
Facebookのインストリーム広告は、長さが1分以上の動画コンテンツの再生前後や再生途中に、15秒の広告を挿入できる。15秒を超える場合は、最初の15秒分が表示された後にオプションとして「続きを見る」が表示され、利用者はこれをタップして動画の続きを見ることができる。
同広告は動画を視聴している利用者に対し、最適な広告を配信することができる。またクリエイターはこれから投稿する動画だけでなく、すでに公開済みの動画であっても2021年11月16日までに公開された動画であれば、同広告を挿入することが可能だ。
インストリーム広告は以下の3つのフォーマットがある。
1つ目のプリロール広告は、動画の開始前に再生されるもので、ページのタイムラインやWatchのウォッチリストでコンテンツを能動的に探している利用者に配信する。
2つ目のミッドロール広告は、動画の再生中に挿入されるもの。自然な切れ目がある動画に最適なフォーマットだ。挿入ポイントは複数指定でき、ポイントが複数ある場合その一部で広告が配信される。
3つ目の画像広告は、コンテンツの下部に表示される静止画の広告だ。動画の視聴を中断させることなく表示できる。
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