モバイルコマースに次世代の消費の在り方を予感
MarkeZine編集部(以下、MZ):はじめに、椋林さんのご経歴を教えて下さい。“オーガニック”との出会いは、いつだったのでしょう?
椋林:私のファーストキャリアは2016年末に閉店した「プランタン銀座」という百貨店で、12年ほどヤングウィメンズのファッション事業に携わっていました。最後の3年は、商業施設全体のストアマーチャンダイジングを担い、次世代型の取り組みとして雑誌とのタイアップ企画を行ったり、イベントスペースの運営責任者として様々なイベントの企画・運営を行ったりしていました。あの3年間で作ったイベント企画は160本以上に上ると思います。
そんな中で最初のターニングポイントとなったのが、東京ガールズコレクション(以下、TGC)を運営していたXavelとの出会いです。当時、TGCのエンターテイメント性を活かし、ショーを見てその場でモバイルから商品を購入できる「モバイルコマース」を仕掛けていたXavelを通じて、モバイルコマースに次世代の消費の在り方を予感し、転職を決意します。
転職後、ファッション領域でモバイルコマースの責任者を務める中で、代官山にある、バラエティーショップの責任者を任せられることになります。これが、私と“オーガニック”との出会いです。