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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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特集:リテール最新動向

半歩先の進化が、より良い顧客体験に ユナイテッドアローズのEC・アプリのリニューアルから学ぶべきこと

アプリを通じてコミュニティを形成する

──表示スピードが速いことは、どのECサイトにも重要ですもんね。そのような基本的な機能を改善し続けることがリニューアルの第一歩なのが理解できました。アプリのリニューアルに関してはいかがですか。

 アプリのリニューアルでは、コミュニティの形成を重要視しました。コミュニティというと、ユーザー同士がコミュニケーションすることだと思いがちですが、私は一つのテーマに共感して人が集まることがコミュニティにおいて重要だと思っています。私たちがお客様に共感してもらえる情報をアプリで発信することで、そこに人が集まる状態を作ろうとしました。

ユナイテッドアローズ オンライン公式アプリ
ユナイテッドアローズ オンライン公式アプリ

 また、アプリの代表的なKPIにMAUがありますが、MAUを引き上げるにはアプリを立ち上げるきっかけ作りが必要です。商品を購買するときだけ利用するアプリにしてしまうと、当然アプリの起動回数は少なくなる。そうならないよう、アプリ内のコンテンツを充実させることで、ものを買ってもらうだけでなく、洋服を通じてライフスタイルを作るところまでサポートできるアプリにしたいと考えました。

──ユナイテッドアローズが提案する洋服やライフスタイルに共感した人が集まるコミュニティになることが、アプリの役割というわけですね。現在はどのようなコンテンツを発信しているのでしょうか。

 現在は最新アイテムや店舗スタッフによるスタイリング、季節ごとのトレンドなどを紹介するコンテンツを展開しています。今後、社内・社外のライターや各ブランドの担当によるコンテンツを随時拡充していきます。

 また、昨今ではファッションを取り扱う企業にとってサステナブルが重要なテーマになっています。ユナイテッドアローズでもオウンドメディアの「ヒトとモノとウツワ」内でサステナブルをテーマに「モノ」にクローズアップする連載『PRODUCT』を行っています。そういった私たちの大事にしていることを理解してもらえるコンテンツも発信していきたいと考えています。

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スタッフとのコミュニケーションがLTVにつながる

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/04/26 10:37 https://markezine.jp/article/detail/38806

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