Brazeは2025年9月29日、ブランドと顧客との関係を強化することを目指す「427° Innovation Lab」の日本国内パイロット展開を開始した。
本プログラムは、テクノロジーとクリエイティビティを組み合わせたマーケティングアプローチを推進するもので、グローバルではクライアントとの共創型ワークショップなどを提供し、事業成長に資する独創的な取り組みのアイディエーションを支援してきた。
日本展開に際し、Brazeは電通デジタルとセガ エックスディーの協業によるクリエイティブチーム「Engage Guild」と連携する。ゲーミフィケーションによるアイデア開発や、顧客心理に基づく体験設計に関する高い専門性を活用し、データ基盤やグローバル知見と掛け合わせることで、企業のブランディング・デジタルマーケティングを支援する。

近年、ファーストパーティデータ活用とパーソナライズ施策が普及し、顧客体験の同質化や「慣れ」が指摘される一方で、良質な顧客体験への要望は高まっている。受け手の感情を揺さぶり、周りに伝えたくなるような「記憶に残る体験」の創出が今、求められており、従来のOne to One施策を超え、共感と共有が生まれる「One to One to Many」型の体験創出が新たな課題となっている。
今回のパイロット展開では、Engage Guildとともに、ブランドデータ診断やゲーミフィケーションフレームワークを用いたキャンペーン企画支援、Cannes Lionsなど国際的に評価される先進事例・トレンドの共有、テクノロジーとクリエイティビティの融合推進、パーソナライズ×リアルタイムデータ処理技術やAI技術の活用促進を行う。
リテールおよびレジャー・エンターテインメント業界から開始し、順次他業界にも展開を広げていく予定だ。
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