TikTokは、2022年上半期にTikTokで流行した様々なトレンドを「TikTok2022上半期トレンド」としてまとめ、ノミネート30選を発表した。
これは、TikTokで2022年上半期に流行ったハッシュタグチャレンジや楽曲などのトレンドを流行語としてノミネートし、ユーザーの投票やアプリ内のデータなどを基に総合的に判断し、各部門の2022年上半期で1番流行ったトレンドを決定する企画だ。
各部門賞と大賞の発表は2022年7月15日にTikTok Japan公式アカウントからTikTok LIVEで発表される予定だ。
以下、ノミネートされた流行語をいくつか紹介する。
君と私わたがしたわし
しゃろうの楽曲「しゅわしゅわハニーレモン350ml」を、VTuberクリエイターのはっかが、早口言葉歌詞を加えた動画を投稿し話題に。その早口言葉に、多くのユーザーが挑戦した。
あたいの足技みさらせやー
東方Projectのアレンジ楽曲「スカーレット警察のゲットーパトロール24時」の歌詞を使い、「あたいの○○みさらせやー」と特技を見せる投稿が多くあった。中でもダンスやサッカー、格闘技など、独自の「足技」を披露する投稿が盛り上がった。
通ります
EmetsoundのEarth Defense Forceという楽曲を用い、集団で歩く遊びが流行。家族や友達のみならず、会社や学校で撮影した投稿も多く集まった。
アーニャピーナッツが好き
漫画原作のアニメ「SPY×FAMILY」に登場する人気キャラクター「アーニャ」のセリフに合わせて動画を投稿するのが流行。また、「○○ピーナッツが好き」や「アーニャ○○が好き」など自分らしくアレンジする投稿も集まった。
あくあ色ぱれっと
バーチャルYouTuber(VTuber)・湊あくあさんのオリジナル楽曲。650万人以上のフォロワー数を誇るおおしま兄妹のしゅんさんのダンス動画をきっかけに話題になり、その後この曲とピンチズームエフェクトを一緒に使った投稿も増え10万本近くの投稿を集めた。
W/X/Y
「Myra」などでTikTokでも人気のシンガーソングライター、Tani Yuukiが2021年5月にリリースしたデジタルシングル。BGM動画やダンス投稿から火がつき、一気に注目を集め、各DSP(デジタル配信)チャートを急上昇。ストリーミング1億再生を超えるヒット曲になった。
WA DA DA
韓国Mnetのオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」から誕生したグローバルガールズグループ・Kep1erが2022年1月にリリースした韓国デビュー曲。MVのサビの振り付けを真似る投稿が広まり、日本でも多くの芸能人・アーティストが投稿し、楽曲を使用した関連動画の総再生数は21億回を超えた。
ロマンスの神様
音楽家・広瀬香美が1993年にリリースした楽曲。「タイガの振り付け」によるダンスの振り付けをきっかけに広まり、楽曲を使用した関連動画の総再生数は16億回を超え、TikTokにおけるリバイバル・ヒットの火付け役となった。
アンハッピー
顔が認識されると勝手にアンハッピーな表情になってしまうエフェクト。音楽に合わせて、エフェクトで作られた変顔から、顔を手で隠すことでエフェクトを解除しキメ顔に変身する遊び方が大人気にとなり、日本のみならず様々な国でもトレンドのエフェクトとなった。
新しい名前
ランダムで名前をつけてくれるエフェクト。出てきた名前を実際のTikTokユーザー名にしたり、他投稿者のコメント欄で共有したりと大きく盛り上がった。
【関連記事】
・TRILL、インフルエンサーを起用したTikTokの広告配信を開始
・2022年上半期、Z世代のトレンドは「TikTok」「平成ギャル」/下半期流行も予想【Z総研調査】
・TikTok、人気の曲を集めたプレイリストをAmazon Music内で公開
・TikTokとJリーグが「サポーティングカンパニー契約」を締結 動画企画を通じたリーグの魅力発信へ
・TikTokがEC業界のクリエイティブを分析、冒頭から6秒以内に商品要素を入れると視聴率下がる