ユミルリンクとライトアップは、企業のメールマガジン登録ユーザーに対する閲覧状況の共同調査を実施した。以下、一部調査結果を紹介する。
多くのユーザーが閲覧にかける時間は1分以内
まず、メールマガジンの閲読時間について質問を行った。その結果、ユーザーの67.1%が、閲覧にかける時間が1分以内であると答えた。中でも最も多かった回答は30秒~1分で、29.8%だった。
また、メールマガジンの閲覧方法を尋ねると「上から下まで見るが、気になった情報だけ読む」「気になった情報だけ読む」が多くを占めた。
望ましいコンテンツボリュームについて質問すると、「1通あたり2~3コンテンツ」という回答が58.7%を占めた。
これらの結果から、ユーザーはメールマガジンに素早く情報収集できることを求めており、1分以内に情報を取得できるコンテンツボリュームを好むことがわかった。
4割のユーザーがメルマガをきっかけに行動
続いて、メールマガジンがきっかけで行動に移したことについて質問した。結果、「気になった商品やサービスをWebで購入・申込みする」と回答したユーザーが41.8%となった。また、最も多い行動は「気になった商品やサービスを店舗に見に行ったり、購入・申込みする」(42.9%)であり、メールマガジンには間接的な効果も見込めることが伺えた
どんなときにメールマガジンを開封するかに対しては、50.9%が「お得・セール情報だとわかったとき」と回答した。
さらに購読継続の理由を尋ねると、「お得・セール情報が届いたとき」「自分や会社にとって役立ちそうな情報が届いたとき」と回答したユーザーが多く、50%近くにのぼった。
これらより、セール情報や限定販売、自分に役立つ情報が購読を継続するモチベーションにつながっていることがわかった。
興味のない情報や配信頻度の多さが購読停止の理由に
メールマガジンの購読をやめるきっかけを問うと、最多となったのは「自分の興味のない情報ばかりが届いたとき」で53.9%だった。プッシュ型のコミュニケーションツールであるメールの特性や、登録までの心理的ハードルの高さから、ユーザーはメールマガジンにより有益な情報を求めていると考えられる。
その他に、「リンクをクリックしたら、ECサイトのカートに商品が入っていたとき」(20.7%)「意図している動作にならないとき」(31.4%)「購読登録した覚えがないメールが届いたとき」(33.8%)の結果から、購読後のユーザーの行動を無理やり方向づけるような形のアプローチは購読停止につながりやすいことも伺えた。
また、上記より31.6%が購読をやめるきっかけと回答した配信頻度に関して質問すると、「1日2~3通」(43.2%)が最多となった。
【調査概要】
調査対象:ビジネス利用およびプライベート利用のメールマガジンを1通以上登録している全国20歳以上の男女
サンプル数:1,023人
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年7月1日(金)~2022年7月4日(月)
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