NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは同社が運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」で、登録モニターのうち全国18歳以上の男女を対象に、「クレジットカード」について調査を実施した。
調査の結果、全体で78.2%の人がクレジットカードを利用しており、48.2%がスマートフォン決済、42.1%がカード式の電子マネーを利用していることが判明した。年配層ほど、「クレジットカード」「カード式の電子マネー」の利用率が高い。一方、18-29歳の若年層では「デビットカード」と「スマートフォン決済」の利用率が全体平均より高い結果となった。
クレジットカードを決済手段として使用する割合が高いシーンは、「デパート(69.2%)」、「公共料金の支払(84.6%)」、「飲食店(61.6%)」となった。
また、「スーパー」の支払いでクレジットカードを利用している割合も55.1%で半数を超えている。
クレジットカードの保有数は平均で3.2枚、持ち歩く枚数の平均は2.1枚となった。
複数のクレジットカードを使い分ける一番の理由は「ポイント機能が付いているので店舗ごとに使い分ける(72.1%)」で、次に多かったのは「割引や特典があるので店舗ごとに使い分ける(59.8%)」だった。
また、最もよく使用するカードを選択する理由は「ポイントを貯めているから」が最も多い。共通して、「ポイントを貯める」ことが最大の理由になっている。
さらには、キャッシュレス決済を利用するようになった理由においても、「ポイントが貯まる(還元率が良い)」が最も多い。そのほか、「新たに自分がキャッシュレス決済手段を使うようになった」、「店舗等で決済手段が導入された」、「スマホがあれば現金(お財布)を持ち歩かなくても良いから」、「レジでの会計がスムーズだから」といった理由があげられた。
キャッシュレス化推進政策の影響もあり、店舗や事業者側でキャッシュレス決済の環境が整備された。それにともなってクレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済が消費者に浸透している。多様な決済手段が登場する中で、消費者に選ばれる決め手は「ポイントの魅力」であるといえる。
【調査概要】
対象:「NTTコム リサーチ」登録モニター
方法:非公開型インターネットアンケート
期間:令和4年7月25日(月)~7月26日(火)
有効回答者数:1,121名
回答者条件:18歳以上の全国男女
回答者の属性:下図
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