電通は、「超高齢社会における社会課題解決」をテーマに、シニアに関するインサイトの研究やソリューションの開発を行う社内横断プロジェクト「電通シニアラボ」のもと、スマートフォンを利用する全国の60~70代男女1000名を対象に、「シニアのスマホライフ実態調査」を実施した。
日常の情報収集や新型コロナワクチン接種手続き、各種電子申請、防災情報など、日々デジタルツールを利用する場面が増える中で、シニアのスマホ利用は着実に進んでいる。同調査はシニアにとってのスマホの必要性と、使いこなすことで生活にどのような変化が生じているのかを明らかにするために実施された。同調査の概要は以下の通り。
調査概要
- 「スマホが生活に必要」だと思う人は8割を超え、スマホを持つ前と比べて生活が良くなったという人も6割を超えるなど、多くのシニアがスマホをポジティブに評価。特に女性が「コミュニケーションツール」としての楽しさ・利便性を感じている。
- スマホを「使いこなせている」と思う人は3割強。使用する機能の上位は「メール」「メッセンジャーアプリ(LINE)」「通話」。「ニュース」や「天気予報」の閲覧は6割を超え、「キャッシュレス決済利用者」は7割を超えている。
- 「スマホによって生活が良くなった」と回答した女性の多くは複数の機能を活用し、今後さらに生活を豊かにするため、「健康」に関する用途まで関心を広げている。
【調査概要】
目的:シニアのスマートフォン利用実態把握と、スマートフォンの生活への変化の検証
対象エリア:日本全国
対象者条件:週に1回以上スマホでメール、通話以外の機能を利用する60~79歳男女
サンプル数:計1000名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2022年7月11日~12日
調査機関:株式会社クロス・マーケティング
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