9月29日、三井住友カードは、オールインワン決済端末 stera terminalを活用した広告配信サービス「stera ads」の提供を開始した。同サービスの導入により、カスタマーディスプレイでの新商品の告知や、レシート印刷によるクーポン発行など、店頭プロモーションが可能となる。
広告は、広告配信管理システムを用いて一括配信やスケジュール配信の設定ができる。また、一部店舗だけへの配信も可能。通常時は全店舗共通の広告を配信しながら、一定期間のみ特定の店舗に異なる広告を配信するなど、個別の設定ができるため、各店舗の状況に応じたキャンペーンなどに対応可能だ。
現在、店舗を運営する事業者や小売店では、人手不足による店舗の運営負担が喫緊の課題となっている。一方で、コロナ禍の行動制限も解除され、人流が戻り、回復期に入ることが見込まれる。この機会を逃さず顧客を取り込むためには、店舗での集客対策や売上・利益向上のためのプロモーション強化が重要な施策のひとつとして挙げられる。
そこで、同社は店頭でのプロモーションを通じた顧客集客や、事業者の課題解決を支援するサービスを提供するに至った。なお、今後は「stera ads」とデジタルサイネージとの連携機能の提供など、プロモーションメディアとしての活用を目指す。
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