東芝データは、同グループの電子レシートサービス「スマートレシート」の購買データを集計し、買い物動向調査の結果を発表した。
以下、一部内容を紹介する。
2022年は購入金額が前年比で増加、買い上げ点数は減少
まず、1回あたりの平均購入金額・単価・点数を調査した。2021年と比較すると、2022年の平均購入金額・購入単価が全体的に増加しており、10月の平均購入金額は92円上昇した。
また2022年の1回あたりの平均買い上げ点数は、2021年と比べ減少した。
次に、1回あたりの平均購入金額を調べた。その結果、2021年と比べ2022年は全体の平均購入金額が増えたことがわかった。
買い物時間帯、コロナ禍で昼型傾向に
続いては買い物をする時間帯について、2019年と2022年を比較した。在宅勤務率に関わらず、2022年は2019年よりも買い物時間が夜型から昼型へシフトする傾向が見られた。
また性年代別の買い物ピーク時間帯を比較すると、2022年は2019年よりも特に20・30代の昼間における買い物時間が遅くなり、反対に夕方は早まる傾向がうかがえた。
【調査概要】
購入金額・買い上げ点数の調査
調査期間:2021年10月・9月・10月
対象店舗:2021年10月と2022年10月の両方に「スマートレシート」で売り上げ実績があるスーパー
調査対象:対象期間の各月それぞれで1回以上対象店舗の買い上げデータがある会員
買い物時間帯の調査
対象期間:2019年10月・2022年10月
対象店舗:2019年10月と2022年10月の両方に「スマートレシート」で売り上げ実績があるスーパー
調査対象:対象期間の各月それぞれで1回以上対象店舗の買い上げデータがある会員
【関連記事】
・東芝データ、購買統計データ分析サービス「Data flip」提供 プロモーション活動の効果測定を支援
・東芝データ、電子レシート連携の購買統計データAPIサービスを提供開始 統計処理は発行から数時間以内
・東芝、「東芝データ」を設立 データを収集・加工し、実社会に還元していく事業を展開へ
・東芝とアクセンチュア、企業向けに温室効果ガス削減に関するコンサルティングサービスを開始
・東芝デジタルソリューションズ、AIで店員の行動分析行う実証実験を開始