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東芝、「東芝データ」を設立 データを収集・加工し、実社会に還元していく事業を展開へ

 東芝は、新会社として東芝データを設立した。

 同社は、同グループが有するセキュリティ技術とノウハウを基盤に、人々の購買動向をはじめ、健康人材、行動など実社会で収集したデータをデジタル技術で分析し、活用しやすい情報や知識へ加工して実社会に還元することで、データ循環型のエコシステムの構築を目指す。

データ循環型エコシステムのイメージ
データ循環型エコシステムのイメージ

 同社はパートナー候補と協議を進めており、Gunosy、シーユーシーがパートナー企業として参画を表明している。また第三者委員会を新たに設置し、専門家によるチェックを受けることでプライバシー保護を実施する。

 事業の第一弾は、東芝テックの「スマートレシート」を核とし、流通小売業の実店舗における生活者のレシート情報を収集・分析して価値ある情報に変換する。ニーズに合ったクーポンなどを付加価値として消費者に還元するとともに、小売店に集客・売上拡大をもたらす事業モデルを展開していく。

 今後は、健康・人材・行動データなどにも事業範囲を拡大し、パートナー各社が持つサービス、知見などとのシナジーを最大化する。なおシーユーシーとは、生活者の健康支援などの仕組み構築における連携を検討していく。

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MarkeZine(マーケジン)
2020/02/03 15:20 https://markezine.jp/article/detail/32856

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