Creator Collaboration Spaceがオープン
MetaとSHIBUYA109エンタテイメントは2023年3月3日(金)、クリエイター支援拠点「Creator Collaboration Space」を開設。同拠点では国内のクリエイターに対し、Metaのプラットフォームを活用するためのノウハウや最新テクノロジーに関する知見を提供するという。
実施予定のプログラムとしては、Instagramの最新機能やARエフェクト作成支援プラットフォーム「Meta Spark」を使ったワークショップのほか、VRヘッドセットを用いながらフィットネスやスポーツが体験できるイベントなどを用意。なお、Creator Collaboration Spaceの運営は2024年3月までを予定している。
3月1日(水)に開かれたメディア向け説明会には、Facebook Japan代表取締役の味澤氏やSHIBUYA109エンタテイメント代表取締役の石川氏、SHIBUYA109 lab.所長の長田氏らが出席。両社の業務提携の背景やCreator Collaboration Spaceに対する期待感などを語る。
支援拠点で提供される三つのバリュー
冒頭、味澤氏はMeta日本法人の立場から業務提携に至った理由を次のように説明する。
「SNSを通じて誰もが自由に発信できる世の中で、社会におけるクリエイターの影響力は日に日に高まっています。そうした潮流を踏まえて、Metaは近年、最も力を注ぐ分野の一つとしてクリエイター支援を進めてきました」(味澤氏)
クリエイター支援の取り組みをさらに一歩進めるため、若年層、特にZ世代のインサイトに詳しいSHIBUYA109エンタテイメントとともにCreator Collaboration Spaceを開設したという。
次に味澤氏は、各プログラムを通じて提供していきたい「三つのバリュー」を解説する。
2.クリエイター同士でつながる
3.新たなビジネスチャンスを獲得する
一つ目の「知見やスキルを身につける」では、Metaのプラットフォームを使ったコンテンツ制作から拡散、収益化までのノウハウをクリエイターに提供するという。二つ目の「クリエイター同士でつながる」では、Creator Collaboration Spaceを通じて異なるジャンルのクリエイター同士が交流する機会を創出。これにより、新たなコラボレーションを生む狙いがある。
三つ目の「新たなビジネスチャンスを獲得する」では、企業を対象としたプランを用意。それが「Creator Collaboration Spaceビジネス向けマーケティングプラン」だ。Meta、SHIBUYA109エンタテイメント、クリエイターの三者が各々の強みを活かし、企業の調査から企画、マーケティング施策の実施までをサポートする。
「消費者の購買行動に対するクリエイターの影響力が強まる中で、企業におけるクリエイターとの協業ニーズも高まっています。また、自身のファンに対する深い理解や、伝えたいメッセージをコンテンツで表現する方法など、独自のスキルや知見を持つクリエイターは多いです。これらの強みを活かしながら、クリエイターが企業のマーケティングにより深いレベルで関わる機会を作ることにより、企業とクリエイター双方にとって価値のある関係の構築を目指します」(味澤氏)