マイボイスコムは「コンビニ弁当の利用」に関する4回目の調査を行い、14,071名から回答を得た。
普段よく弁当を食べるコンビニとして最も多かったのは「セブンイレブン」で、65.6%と圧倒的な人気。続いて「ローソン」41.8%、「ファミリーマート」34.3%、「サークルK・サンクス」19.7%、「am/pm」8.2%となっている。また一番おいしいと思うコンビニでも「セブンイレブン」が44.4%で、2位の「ローソン」を9.7%と大きく引き離している。気になる弁当を選ぶ基準としては、「見た目がおいしそう」が62.3%で最も多く、「価格」51.7%、「味」29.4%となっており、実際においしいことはもちろんだが、おいしさを視覚に訴えることも重要なようだ。
しかし、コンビニ弁当の利用頻度を見ると、今回調査では「利用しない」との回答が4回の調査中最も多く、37.4%に達している。「利用しない」という回答は第1回の20.9%から、21.9%、25.7%と連続して増加し、4回目でついに4割に迫る勢いとなっている。
一方、利用する回数として「週に複数回」という人は7.8%、「週に1回」9.9%、「月に2~3回」13.9%、「月に1回」は30.1%。これらを合わせた利用率は6割を超えているものの回を追うごとに低下している。
健康志向からか、近年は自分でお弁当をつくって持っていくという人が増えているようだ。たとえば、雑誌「クウネル」の連載をまとめた「私たちのお弁当」(マガジンハウス)という本には、自分でお弁当をつくって楽しんでいる若い男女が多数登場。肩ひじはらず、楽しみながらお弁当をつくって楽しんでいる人たちの工夫が紹介されている。エコバックだけでなく、マイ箸やマイ水筒もひそかなブームとなって久しい。コンビニ弁当の利用率の減少は、こうしたブームを支えている人たちの選択を反映したものと言えるかもしれない。
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