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約8割が値上げで生活に影響があった 一番困ったものは生鮮食品と約7割が回答【LENDEX調査】

 LENDEXは、20代〜60代の男女を対象に、「値上げ」に関する調査を実施した。

全体の約8割が「値上げ」による生活の影響が出たと回答

 まず、値上げにより生活に影響は出たかどうかの質問に対して、「かなり影響が出た」が40.8%、「少し影響が出た」が42.5%と回答し、影響を受けたと回答した人は8割以上になった。

 さらに、2022年8月に実施した前回調査よりも、「かなり影響が出た」と回答した人の割合は16.7%多くなり、影響の度合いが大きくなったと言える。

 具体的に「普段なら購入していた物を、今回は辞めておこうと見送ることがあった」、「生活が苦しくなり電気代も上がり困る」、「食料品の値上げにより、以前は毎日食べていた卵や野菜などの食べる回数を減らした。また、趣味の活動を止めた」など、以前と同じ感覚で買い物ができなくなったという声が複数挙がっており、かなり影響が出ていることがうかがえる。

値上げに対しての対策 半数以上が「ポイ活」

 次に、値上げにともなって、お金の使い方などに対する意識的な変化があったかを聞いたところ、「かなり変わった」が26.3%、「少し変わった」が47.8%と7割以上の人に変化が見られた。

 具体的な対策についても聞くと、「ポイ活」が51.2%で前回調査と同様に半数以上が実践しいることがわかった。以降、「光熱費の見直し」が30.4%、「特に何もしていないが24.3%」と続いた。

支出を抑える方法 食費の節約が約8割

 続いて、支出を抑えるために行っていることを尋ねると、「外食を控える」が47.4%と最多となった。次に「できるだけ安い物を買う」が46.4%、「自炊をする」が40.7%、「買い物は必要最低限に留める」が40.4%、と続いた。

 「外食を控える」や「自炊をする」が上位にきていることから、「食費」への対策意識が高いことがわかる。

8割以上が「支出を抑える」だけではなく「収入を増やす」ことも必要と回答

 「値上がりが続く中で、収入を今より増やす必要があると感じますか?」と質問を行ったところ、「かなり感じる」が40.3%、「少し感じる」が40.6%と約8割の人が収入を増やすことの必要性を感じていることがわかった。

 実際に「収入を増やすために行っていること(行ったこと)があれば教えてください」も聞いてみると、「特になし」が47.3%となり、半数近くが何も行っていないことがわかる。その他、「副業」が19.2%、「投資」が18.9%と続いた。

 収入増加の必要性を感じていながらも、実際には何もしていない人が多い結果になった。

消費者の約9割が今後も値上げの傾向が増える

 次に、2023年も値上げの傾向は増えていくと思うか聞くと、「非常にそう思う」が38.1%、「そう思う」が47.9%と、今後も値上げ傾向が続くとの回答は約9割になった。

値上げをされて困ったモノ 1位は生鮮食品

 最後に値上げをされて特に困った品目を調査すると、1位が生鮮食品(野菜・果物・肉・魚など)で69.5%、2位がティッシュ類(ティッシュペーパー・トイレットペーパーなど)で35.2%、3位がインスタント麺(カップ麺・インスタントラーメンなど)で33.4%となった。

 約7割が「生鮮食品」が値上げして困ったと回答。食料品・飲料以外では、「ティッシュ類」「衣類用洗剤・柔軟剤」がランクインした。

【調査概要】
期間:2023年4月11日~4月12日
対象:20代~60代男女
人数:1,130人
方法:インターネット調査
モニター提供元:Find Wow

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2023/06/05 07:30 https://markezine.jp/article/detail/42403

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