トドオナダは2023年4月26日(水)~5月25日(木)の期間中に公開されたWebニュースのうち、見出しに「SDGs」「ESG」「サステナビリティ」などの語を含む記事を調査し、パブリシティの傾向などを分析。その結果を発表した。
「サステナビリティ」を含む記事の公開本数は6,240本
「サステナビリティ」の語を含む記事の公開本数は計6,240本で、プレスリリースは215本。なお、記事の公開本数は前回調査時(2023年3月26日~4月25日)と比べて17.9%減少した。「SDGs」を含む記事は5,597本でサステナビリティの次に多く、「ESG」を含む記事は1,221本に。
SDGs達成に向けて取り組む自治体に関心が集まる
SDGsの語を含む記事の中から、AIが時間軸なども踏まえて頻出ワードを抽出。ランキングにまとめた結果、トップは「達成」に。背景の一つとして、内閣府が新たに28都市を「SDGs未来都市」に選定したことが挙げられる。SDGs未来都市とは「地方創生SDGs(※1)」の達成に向けて、優れた取り組みを行っている自治体のこと。今回は青森県弘前市などが選定され、地元各紙が報じた。
※1 SDGsの理念を原動力にして地方創生に取り組むこと
花王がサステナビリティ関連の金融商品を初めて発行
SDGsの語を含む記事同様「サステナビリティ(サスティナブル)」のワードを含む記事の中からも頻出ワードを抽出。ランキングにまとめた結果、トップは「オザックス(※2)」に。
※2 国内外で紙の調達・販売事業などを展開している企業
トドオナダは、本ランキングのうち2位の「リンク」に注目。リンクとは「サステナビリティ・リンク・ボンド」を指す。これは発行者が予め設定したサステナビリティやESG目標の達成度に応じて金利が変化する債券商品だ。花王は、同社初となるサステナビリティ・リンク・ボンドの発行を明らかにした。2026年までにCO2排出量39%削減を目指すという。
【調査概要】
期間:2023年4月26日(水)~5月25日(木)
対象:見出しに「SDGs」「ESG」「サステナビリティ(サスティナビリティ)・サステナブル(サスティナブル)」の語を含む記事
方法:PR効果測定サービス「Qlipper」が調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのWebニュースのうち、調査対象の記事数や記事がツイートされた数などを集計
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