博展は、生活者から見たSDGsにおける企業ブランド調査「Japan Sustainable Brands Index(以下、JSBI)」第3回のランキング結果を発表した。
同調査では、企業の取り組みや商品およびブランドのサステナブル価値を評価指数化。SDGsやサステナビリティ活動に対して関心の高い生活者の視点を重視し、彼らの認識が購買や推奨など実際の行動にどのような影響を及ぼすのかを分析した。
なお同調査における生活者のSDGsの認知度は89.0%となり、2021年(84.2%)より向上した。
以下、一部内容を紹介する。
「良品計画(無印良品)」が総合1位に
まず、SDGsに貢献しているイメージがあるかを100点満点で評価する「SDGs貢献イメージ得点」と、サステナビリティに対する具体的な活動内容が認識されているかを評価する「SDGs評価得点」を合計した総合ランキングを発表。その結果、1位は「良品計画(無印良品)」となり、2020年および2021年の連続2位を経て初の総合1位を獲得した。
また、2年連続1位だった「トヨタ自動車(TOYOTA)」は2位となった。3位に「住友林業」、4位には「王子ネピア」、5位に「味の素AGF」が続いた。
活動内容の認識では「トヨタ自動車(TOYOTA)」がトップ
次にSDGs貢献イメージ得点のランキングでは、総合ランキングと同様で1位に「良品計画(無印良品)」、2位に「トヨタ自動車(TOYOTA)」がランクイン。3位には、総合6位だった「スターバックスジャパン(STARBUCKS)」が入った。
またSDGs評価得点のランキングでは「トヨタ自動車(TOYOTA)」が1位となり、2位に「住友林業」、3位には「良品計画(無印良品)」が続いた。
「化粧品・トイレタリー」が最も高評価の傾向
続いて分析対象企業を19の業種に分類し、特徴を分析。すると、「化粧品・トイレタリー」「薬品・医療用品」「食品」「エネルギー」の順に高評価を受ける傾向となった。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国18歳~79歳の男女
回収数:15,300サンプル(1社あたりの回答者数は300サンプル)
調査期間:2022年11月16日(水)~2022年12月21日(水)
調査機関:サステナブル・ブランドジャパン(博展)
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