10月6日、クラウド型テレビCM出稿分析サービス「TVAL(ティーバル)」を運営するスイッチメディアは、TVerなどの動画配信サービスでのOTT視聴や、レコーダーを利用して録画番組を見るタイムシフト視聴を合わせて、テレビ番組がどの程度視聴されているかを計測する「オンデマンド視聴率」を開発し、データの提供を開始した。
同サービスは、コンテンツ自動認識技術に独自に開発した動画配信サービスの視聴判定モデルを組み合わせることで、「オンデマンド視聴率・人数」を算出するもの。番組単位で「OTT視聴」のボリュームを捉え、「タイムシフト視聴」と合わせて視聴率を算出することで、広告主がCM出稿を検討する際のデータとして提供を行う。
なお、これらの視聴率は、リアルタイム視聴率・人数と同じデータソースから算出しているため、視聴率・人数同士の比較や合算ができる。
これにより、OTT視聴がどの程度浸透しているのかの分析や、トータル視聴人数(リアルタイム視聴、タイムシフト視聴、OTT視聴の合計視聴人数)での番組比較が可能となり、広告主がオンデマンド視聴も考慮した番組の評価がしやすくなる。
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