IoTとAIを活用し流通小売業・メーカー向けDX支援を行うアドインテは、同社が保有する位置情報データを基にした広告配信サービス「AIGeo」からCTV/OTTへの配信を開始したことを発表した。
AIGeoは、同社が保有する9,000万IDの位置情報を基にしたターゲティング広告サービス。店舗などの現実空間で接触したユーザーにWebから再来店を促進する施策を展開することができる。
今回のアップデートでは、CTV/OTTへの配信を可能になった。これにより、従来のCTV/OTT広告では、訴求したいユーザーが「見るであろう」番組への配信を行うのに対し、同サービスのCTV/OTT広告では「属性」「エリア」「競合利用者」など設定したユーザーへの配信と来店計測が行える。
たとえば、30~40代に向けた不動産の認知を目的にした場合、通常のCTV/OTT広告の場合は30~40代が見るであろう番組へ配信することになる。一方、AIGeoを活用した場合、30~40代で「新築マンション商圏エリアに居住、接触したユーザー」に限定して配信することが可能だ。
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