購買支援サイト「価格.com」は、全国の登録ユーザーを対象にアンケート調査を行い、7,963人(男性:89.8%、女性10.2%)から回答を得た。
「iPhoneを購入したいと思うか」についてたずねたところ、「購入したい」と考えているユーザーは全体の12.3%で、「必ず購入したい」「すでに予約した」を合わせると18.1%のユーザーが「iPhoneを購入希望」と回答。これに、「検討中」と答えた回答者32.8%を合わせると、約半数の回答者がiPhoneの購入を検討していることになる。
また、キャリア別に見ると、発売元であるソフトバンクでは、約7割のユーザーが購入を検討。他キャリアでも「検討中」が約3割、「購入する」が1割強存在する。
特徴的なのが、iPhoneの購入方法についてのデータで、「機種変更(キャリア変更)」と「買い増し」との割合はおよそ7:3。回答者全体の3割が「買い増し」を希望しており、現在利用している携帯電話はそのまま残して、iPhoneだけを新規で買い増ししたいと考えているユーザーが多く存在することがわかった。
このように高い関心が寄せられているiPhoneだが、この製品のどこに魅力を感じているのだろうか。最も多かったのは「機能などが面白そうだから」で、「デザインがいいから」と「インターフェースが使いやすそうだから」が続いている。
期待する機能・サービスで、最も多かったのは、「音楽を聴く」(60.1%)で、続いて「タッチパネルでの操作」(55.9%)、「動画を見る」(47.7%)、「Webサイトの閲覧」(45.5%)、「GPS搭載マップ」(37.3%)となっており、「通話機能」は23.4%と期待度はかなり低めとなっている。
また、インターネットとの連動による音楽ダウンロード(iTunes Wi-Fi Music Store)への期待度も22.4%と低めの結果。iTunesとの連携によるPCからの音楽転送に慣れているユーザーもいることから、iPhoneだけで音楽視聴を完結させたいという意欲はあまりないようだ。
これらのデータから、同レポートでは、iPhoneは携帯電話としての利用よりも、「携帯ネット端末+音楽プレーヤー」としての認知がはるかに強いのではないかと分析している。
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