指名検索数増加、コンバージョンにも良い影響が
MZ:今回の施策によって得られた成果を教えてください。
内藤:効率良くVTNQを積み上げることができ、また、実際に指名検索と製品コンバージョンの相関も高く出たことで、最優先KPIとしていた製品コンバージョンにしっかりと貢献できることが証明されました。他媒体の70%ほどのCPA効率でVTNQを積み上げ、高い確度のユーザー層をターゲティングできました。この結果、多くの方に「インボイス=弥生」とイメージを定着させることができました。
羽生:2つあります。1つ目は、指名検索からコンバージョンまでのプロセスを「点」ではなく「線」としてシナリオを作れたことです。仮説として、指名検索が増えることで、モチベーションの高いお客様を多く獲得でき、結果、コンバージョンが増える。ということを定量的に可視化ができたのは大きな成果でした。2つ目は、LINEヤフーさんの協力で、画一的だった検索広告のタイトル・説明文・ディスプレイ広告のクリエイティブのバリエーションを増やすことができました。そして、それらを社内にナレッジとして蓄積できたことです。
ブランディング領域のマーケティング成果の可視化は難しいのですが、今回のプロジェクトを通して得られた成果をベースに、新しいことにも積極的にチャレンジし、成果の最大化を目指していきたいと思います。
Yahoo! JAPANのデータを活用して、より効率の良いコミュニケーションを
MZ:最後に、今後のマーケティングに関するプラン、そしてYahoo!広告でチャレンジしたいことについて教えてください。
内藤:これまでは獲得領域の広告が中心になっていましたが、今回の取り組みでは、フルファネルの広告出稿で成功事例を作ることができました。今後は、よりブランド認知とイメージ向上を目的とした広告で潜在層の方々の弥生に対する認知・興味を獲得していき、態度変容と行動変容を促せるように取り組みたいです。
また、Yahoo!広告に関しては、ビッグデータを活用できる点が強みだと思っています。我々はBtoB商材でターゲットも限られるため、Yahoo! JAPANのビッグデータを活用したターゲティングは重要です。より導入確度の高いお客様に対して、効率良いコミュニケーションを仕掛けていきたいです。
椎名:今回の施策でYahoo!広告における勝ちパターンを一つ作ることができました。今後は給与ソフトや会計ソフトなど、他製品にも勝ちパターンを適応し、データ分析を通したマーケティング全体のご支援をしたいです。
また、Yahoo!広告ではニュース閲覧ターゲティングをはじめ、Yahoo!ニュースのデータを活用したセレンディピティ・マーケティングを提唱しています。今後もニュース閲覧ターゲティングなど、弥生様の製品を必要とする潜在層の方にアプローチできるメニューをご提案していきたいです。
LINEヤフー for Business
2023年10月、弊社は「LINEヤフー株式会社」として新たなスタートを迎えました。コミュニケーションアプリの「LINE」、検索ポータルの「Yahoo! JAPAN」を中心に日本最大級のユーザー数を抱える企業として、企業や店舗、そしてパートナーの皆さまと共に手を取り合いながら、ビジネスの成長を支援して参ります。