12月1日、日本航空(以下、JAL)と、中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは、業務提携の締結を発表した。
豌豆は、日本商品のファンである中国消費者に向けて展開する越境EC。自社で運営する「豌豆アプリ」に加え、中国大手の複数のECプラットフォーム上にも旗艦店を出店している。
今回の提携は、モノ・コト消費をシームレスに統合し、顧客体験の最大化を通じて関係人口の創出、地域経済の活性化を図ることを目的としたもの。JALが厳選した日本各地の商品を並べたアンテナショップ「日本航空優選」を、豌豆アプリ内の日本商品に特化したコーナー「日本セレクトコーナー」に12月1日より出店する。
これにより、同アンテナショップの出品者は、コアな日本商品ファンの消費者が多数集まる同アプリにて、日本商品に興味を持つ海外の消費者へアプローチができ、効率的かつ効果的な商品販売が可能になる。
なお同連携において、JALは、既存出品者とインアゴーラをつなぐコーディネーターとしてマーケティング・プロモーション・商品ブランディングの支援を行う。一方、インアゴーラは、各種手続き並びに日本航空優選の運営と商品販売、各出品者独自のプロモーション施策を実施する。
今後両社は、新規の出品企業を募ることで、地域の名産品の販売拡大を図る。また、中国に加えて、世界各地での日本の地域産品の販売や、人流×商流のクロスセルによる訪日機会の創出も目指す。
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