GMOインターネットグループのGMOメディアは、チャット型小説サービス「プリ小説 byGMO」のユーザーを対象に、2023年のトレンドに関するアンケートを実施。その中から女子中高生のアンケート結果をランキング化し、「言葉」「食べ物」「本(小説・マンガなど)」「YouTuber」「キャラクター」「スマホアプリ」の部門ごとに発表した。
2023年に流行ったフレーズは「ひき肉です」
まず、2023年に流行った言葉の1位は「ひき肉です(74.1%)」。中学生6人組YouTuber「ちょんまげ小僧」のメンバー・ひき肉氏の挨拶であり、両手を広げる「ひき肉ポーズ」に合わせたフレーズとして中高生の間で流行した。この挨拶を編集した音源に合わせて、ひき肉ポーズを真似する動画もTikTokなどで多く投稿された。
2位には、同じくTikTokで流行した「なぁぜなぁぜ(72.6%)」がランクインした。自身が疑問・不満に思うことを「〇〇なのなぁぜなぁぜ」という言い回しで使われているフレーズだ。3位は、お笑いコンビ「ラランド」のサーヤ氏が母親のヒステリックな言動をラジオやYouTubeで紹介したことがきっかけで話題となった「ヒス構文(53.8%)」となった。
流行った食べ物では、韓国の10ウォン硬貨をデザインした菓子パン「10ウォンパン」をアレンジした「10円パン(59.0%)」が1位だった。2位の「ライスペーパー(48.2%)」は、オリジナルレシピを紹介するTikTokの動画が話題に。3位には、フランスの伝統的な焼き菓子の「カヌレ(34.1%)」がランクインした。
「推しの子」「ちょんまげ小僧」が大差を付けトップ
流行った本(小説・マンガなど)では、2位以降と大きく差をつけて「推しの子(88.6%)」が1位だった。2位は「薬屋のひとりごと(59.9%)」、3位は「呪術廻戦(54.9%)」とアニメ化されている作品が続いた。
流行ったYouTuberの1位は、流行った言葉ランキングでも登場した「ちょんまげ小僧(75.1%)」が2位に30ポイント以上の差をつけてトップに。同グループはチャンネル開設から1年も経たずに登録者数150万人を突破し、テレビCMにも起用された。
2位はグルメ系動画を投稿している「名前募集中(32.9%)」、3位はゲーム実況グループの「カラフルピーチ(31.7%)」がランクインした。
流行ったキャラクター、「ちいかわ」を抑え「おぱんちゅうさぎ」が1位に
流行ったキャラクター1位は、「おぱんちゅうさぎ(75.2%)」となった。人気イラストレーターの可哀想に!氏が手がけた「なかなか恵まれない。今にも泣きそうだが、ひたむきに健気に生きていく。」がコンセプトのキャラクターで、X(旧Twitter)のフォロワー数は81万人を突破している。
2位は「ちいかわ(74.2%)」が1位に僅差でランクイン。同作品の「ハチワレ(56.4%)」「うさぎ(51.9%)」が3位と4位に続き、人気の高さが伺えた。
流行ったスマホアプリでは、1位が「X(旧Twitter)(81.9%)」に。2023年7月に名称が「X」に変更され、話題となった。2位は、フルーツを上から落として箱に詰めていく「スイカゲーム(72.5%)」となった。人気YouTuberやゲーム実況者が取り上げたことで注目を集めた。また、3位には「TikTiok(67.5%)」が入った。
【調査概要】
調査対象:「プリ小説 byGMO」ユーザーの女子中高生1,062名
調査期間:2023年11月30日(月)~12月4日(月)
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