ペルソナや広告コピーを自動生成するツール
リチカは、2023年11月に一部提供を行った生成AIプロダクトを「RICHKA AiDist(リチカ アイディスト)」として正式に提供開始した。
具体的な機能として「ペルソナ生成」が挙げられる。基本情報を入力すると、詳細なペルソナを自動生成でき、PDFでの出力も可能だ。
また「広告コピー生成」機能では、基本情報と生成したペルソナを基に広告コピーを自動生成。レギュレーションなど特定の条件を入力したり、ブラッシュアップ機能を利用したりすることで、広告コピーのクオリティ向上も目指せる。
小売業向けにAIを活用した新機能を発表
セールスフォースは、小売業向けにAIを用いた新機能を複数発表した。
「Page Designer」では、生成AIによってECサイトやページのデザイン、作成、カスタマイズを可能にする。「Global Promotion Management」では、マーケティングデータやプロモーションデータ、予測インサイトを統合し、クライアントがプロモーションの収益見込みを立てられるよう支援。ロイヤル/非ロイヤル顧客の両方に向けた価格設定とリワード戦略をスムーズに提案する。
3Dホログラムサイネージの可能性を探る
Drootsと三菱地所は、3Dホログラムサイネージ「Dimpact 3D Holovision(ディンパクト スリーディー ホロビジョン)」を大手町ビルヂングの地下2階ショーウィンドウに設置。空中に浮遊する映像広告を配信した。
同サイネージは、LEDを高密度に並べた4本のブレードを高速回転させ、光の残像現象によって空中浮遊する3次元映像を映し出す。今回配信した映像広告では、大手町ビルヂング屋上のワークプレイス「SKY LAB」の様子や、ロ ゴなどを映し出した。
両社は今後、3Dホログラムサイネージを活用した実証実験を重ねながら、交通広告における需要や反応、広告展開の可能性などを探っていく。
事業グロースに必要な4つのプロセス
電通は、企業の事業グロースに必要なマーケティングの在り方(要素・プロセス)を捉え直し、体系化したモデル「Marketing for Growth」を発表した。
同モデルで定義されたマーケティングプロセスは「Mechanism Resolving(市場構造解明、インサイト解明)」「Value Designing(価値構造設計)」「360° Experience(体験設計実装)」「ROI Management(管理と継続改善)」の4つだ。同モデルに沿って、電通が提供してきた様々なマーケティングソリューションや今後開発するサービスを整理・連携することで、クライアントのマーケティング変革や事業グロースを支援していく。
専門組織で広告の高度化を図る
電通は、メディアビジネス、コンテンツビジネスの進化と創造、開発に取り組む専門組織として「メディア・コンテンツ・トランスフォーメーション室(MCx室)」を設置した。
同組織には、電通の各メディア部門(テレビ、ラジオ、新聞、出版、OOHなど)やコンテンツ部門、スポーツ部門、デジタル部門、ソリューション部門およびクリエイティブ部門の人材が参画。外郭のバーチャル組織のメンバーも含めた約80名によって構成する。
広告主向けには、計測指標やダッシュボードの開発、購買行動のきっかけ(トリガー)となる最適なタイミングや因子を捉えた「トリガー広告」の推進などを行う。