ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は、6月20日(木)に「TikTok上半期トレンド大賞2024」授賞式を開催し、大賞と各部門賞を発表した。
「TikTok上半期トレンド大賞2024」は、2024年上半期にTikTokで流行したハッシュタグやキーワード、音楽、グルメ、映画やアニメなどを含むエンタメ、ヒットアイテム、クリエイターをノミネートし、動画投稿数、再生数、いいね数やその他アプリ内のデータなどを基に最も流行ったトレンドを決定する企画だ。
大賞は「ショートドラマ」、受賞者は【ごっこ倶楽部】
まず、大賞は「ショートドラマ」で、受賞者は【ごっこ俱楽部】となった。2024年上半期は、TikTokで縦型のショートドラマやショートフィルムが急増し、注目を集めた。「#ショートドラマ」を付けて投稿された動画の再生回数は727億回を超えており、その圧倒的な再生数から、最も注目されたコンテンツとして大賞に輝いた。
そして本ジャンルを牽引する【ごっこ俱楽部】が、「#ショートドラマ」を代表した受賞者となった。
特別賞はアニメ『マッシュル-MASHLE-』と主題歌「Bling-Bang-Bang-Born」
アニメ『マッシュル-MASHLE-』と、同アニメの第2期のオープニングテーマとして、Creepy Nutsが制作した楽曲の「Bling-Bang-Bang-Born」がともに特別賞に輝いた。アニメキャラがオープニングテーマで踊っていた「#BBBBダンス」は、多くのユーザーによって再現され、2024年6月時点でのTikTokでの楽曲総再生回数は74億回を超えた。この楽曲とダンスは海外でも広まり、国内外で大きな反響を呼んだ。
ホットワード部門賞は「フーフー飯店」
ホットワード部門の部門賞を受賞したのは「フーフー飯店」。テーブルの真上からの画角で撮影できる中華料理店としてTikTok上で話題になった。テーブルの真上にある荷物置き場の網棚にスマホを置き、食事風景を撮影するスタイルが注目を集め、多くのユーザーが同様の動画を投稿した。これらの投稿は合計して約4,000万回再生され、注目を集めた。
ミュージック部門賞は「全方向美少女」、受賞者は乃紫
ミュージック部門賞は「全方向美少女」、ソロアーティストの乃紫が受賞者となった。
「全方向美少女」は、『正面で見ても 横から見ても 下から見ても』という歌詞に合わせ、カメラアングルを変える撮り方が話題になった。印象的な歌詞とユニークな撮影方法に魅了され、幅広い層から同じフォーマットで撮影した動画が増加した。2024年6月時点でのTikTokでの楽曲総再生回数は19億回を超えている。
エンタメ部門賞は「ハイキュー!!」、受賞者は「ハイキュー!!」公式
『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』の公開に合わせて、TikTok上で大きな注目が集まった。ファンによる試合シーンの再現や、劇場公開日のVlog投稿など、多彩なコンテンツが投稿され、多様なコンテンツと熱心なファンコミュニティによって、受賞につながった。
グルメ&ヒットアイテム部門賞は「トマトジュース」、受賞者はまいひめおじさん
グルメ&ヒットアイテム部門賞は「トマトジュース」だった。熊本県にあるトマト農家で、農家の現状や自身の姿を発信する「まいひめおじさん」が製作したトマトジュースが話題を呼んだ。トマトジュースの自然なおいしさと添加物不使用という特徴から関心を集め、TikTok上でのレビュー動画も大きな反響を呼び、トマトジュースは3日間で100本が完売するほどの人気となった。
1 Minute+部門賞は、うざみ(東京・関西グルメ)
1 Minute+部門賞は、東京・関西を中心としたグルメを1分以上の動画で紹介するクリエイター、うざみ(東京・関西グルメ)が受賞した。率直なレビューや魅力的なVlogが多くの視聴者に共感を呼び支持されたことで、1 Minute+部門賞の受賞となった。
【関連記事】
・TikTok for Business、調査から導いた「7つのTikTokユーザーペルソナ」を公開
・スパイスボックスとM2DKが業務提携、拡散を生むTikTokクリエイティブの企画・開発を支援
・SNS運用効率化ツール「コムニコ マーケティングスイート」、TikTokの投稿・分析機能を追加
・TORIHADA、TikTokエフェクトによるUGC増加とミーム化を狙うサービスを提供
・TikTokマーケティング支援のWAND、「A8.net」運営のファンコミュニケーションズの子会社に