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「スタサプENGLISH」のCM開発に学ぶ!調査ドリブンと面白さを両立したクリエイティブを導くマーケターになるには

効果的なCMクリエイティブ制作のために、マーケターが実践すべき「5つの思考法」と「2つのスタンス」

プロの絵コンテを字コンテ・企画要件でトレースしてみよう

MZ:第2回でもマーケター自ら手を動かすことの重要性をお話されていましたよね。どのように広告代理店の検討とマーケターの検討を融合させて行っているのですか。

奥田:要件を定めた上で実際に案を考えていただくのは、CM制作のプロであるクリエイティブディレクターや監督になります。ただ私たちマーケター側も、絵は描けないなりに字コンテ・企画要件での整理は常にしています。提案いただいたものが絵コンテであっても、マーケター自身が字コンテでトレースすることで、構造や企画の狙いをクリエイター目線で深く捉えることを重視しています。

 その過程で、よりよくするための仮説や検討すべき論点を認識でき、クリエイティブディレクターや監督と同じ目線で、企画の意図・狙いを起点とした議論ができるようになります。また、回数をこなすことで慣れてくる上、CM企画を一から考える際の練習にもなります。

奥田:字コンテは文字通り文字で書いたコンテですが、それをさらに抽象的に整理した企画要件でも整理をしています。これまで歌ものCMの要件という抽象度でお話ししてきましたが、それを一つのCM企画というレベルで落とし込んで整理するのが次の整理方法です。

奥田:また、これらの作業を自分がこれまで気になった様々なCMでやってみるのもいいですね。人が「いいな」と感じるパターンを構造分解して発見できたものは、他のCMにも転用できる要件になり得ます。

 そうした積み重ねこそが自分の言葉で言語化したり、仮説を考えたりするマーケターの力につながっていくのではないでしょうか。

MZ:ありがとうございます。次回も引き続き、クリエイティブ制作に焦点を当てて伺っていきます。

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この記事の著者

三ツ石 健太郎(ミツイシ ケンタロウ)

早稲田大学政治経済学部を2000年に卒業。印刷会社の営業、世界一周の放浪、編集プロダクション勤務などを経て、2015年よりフリーランスのライターに。マーケティング・広告・宣伝・販促の専門誌を中心に数多くの執筆をおこなう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/11/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/47170

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