ランサーズは、フリーランスマッチングプラットフォーム「Lancers」における「2024年必要とされたスキルランキング」を発表した。同ランキングは、Lancers上の仕事カテゴリー別の発注数や検索されたキーワードを基に作成している。
2024年必要とされたスキルランキング
1位は「AI・機械学習・ChatGPT」だった。AI技術の進化にともない、企業の業務効率化やマーケティング施策がさらに強化され、生成AIのシステム開発や活用コンサルティングといった新たなスキルの需要が急増した。
また、昨年ランク外だった「編集・校正」が7位にランクインした背景には、生成AIを活用して作成された文章のブラッシュアップが必要となり、AI技術と人間のスキルを融合した新しい需要が生まれていると同社は考えている。
さらに、「企画・PR」3位、「コンサルティング」4位と、事業戦略を支援するスキルが上位にランクイン。新規事業や事業改革への関心が高まりとともに、ブランド価値の向上やターゲティング強化に注力する企業が増加していると考えられる。
2024年検索キーワードランキング
検索キーワードでは「動画編集」が3年連続で1位を維持。スキルランキングで1位となった「AI・機械学習・ChatGPT」に関連し、検索キーワードでも「ChatGPT」が2位にランクインした。
他にも、「SNS運用」「ショート動画」「LINE」などSNS関連キーワードが多くランクイン。SNSマーケティングが広告戦略おいて重要になっていることを示しているという。
「ロゴ」「LP」「チラシ」「名刺」「バナー制作」は、2024年も需要を維持し、3年連続でランクインした。一方、「文字起こし」は18位と大幅に順位を下げる結果となった。生成AIの普及が、単純作業の外注ニーズに影響を与えたと同社は考察している。
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