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海外ネットサービスについてのあれこれ

個人で運営する「WEBマーケティングブログ」の管理人にいろいろ聞いてみた


今回は、全国のWeb担当者へ、旬な海外の情報を中心に、一消費者の立場から情報発信をするブログ「WEBマーケティングブログ」を運営する管理人のsigeoさんに、お話をうかがってみました。

今回お話を伺ったのは…
sigeo
WEBマーケティングブログ」管理人。大学を卒業後、自動車関連の会社に就職。目白で飛び込み営業をしているうちに休日の偉い人達に多く出会う。四年後に「今大きな変革に立ち会えるのはITだ!」と思い立って某ベンチャー企業へ転職。様々な部署を経て、EC事業の企画に(この頃から正式なWeb担に)。失敗をしながらもトライアンドエラーで多くを学ぶ。のちに経営企画管理を行うようになり、会社経営というものに参画。寝る暇がなく、身体を壊す(この頃にWEBマーケティングブログ開始)。SEOを事業立ち上げ、売上に直結するSEOとして、2名で年間売上1億達成。何より売上0から忙しくなっていくお客さんを見るのが楽しかった。最近、起業に向けて飛び出す。現在は、人との出会いを大事にするためWebコンサルティング事業に従事(生活円グラフ)。

日本がアメリカより10年遅れていると言われていることがきっかけ

――早速ですが「WEBマーケティングブログ」を開設したきっかけを教えてください。

 きっかけは2つあります。Web担として海外の情報をリサーチしていたときに、当時「日本はアメリカから10年遅れている」と一般にいわれていたのですが、それが悔しくて、海外の情報を同じ速さで提供すれば良いのではないか、と思ったことがきっかけのひとつですね。もうひとつが、私の知っていることで少しでも人の生活を豊かにできれば、と思ったことです。

――日本がアメリカよりも10年遅れていると言われてなぜ悔しいと思ったのですか?

 実際に海外のネット業界の状況であるとか、マネジメントの手法であるとか、そういったものに触れていると、日本の遅れはやはり実感せざるを得ませんでした。しかし、その海外の手法や考え方というものは、考えれば考えるほどWebマーケティングの理にかなっている。そういったことに気付くにつれて、逆に悔しくなってきたんですよ。所詮日本はアレンジすることしかできないのかと。そこで、その情報をいち早く日本で紹介することによって、少しでも助力になれるかなと考えたわけです。

――どのあたりがアメリカの進んでいる部分ですか?

 とにかくサービスが出てくるスピードが違います。しかもその質の高さにびっくりさせられます。日本ではお金を取っているよねというWebサービスがどんどん無料で出てきている。いったいこの人たちはどうやってビジネスに結び付けているんだろうと、日々勉強になります。

――例えば日本の中小企業がなかなかWebマーケティングに参入できない部分が現実にありますよね?

 大変もったいない現実ですよね。一般的に成熟していると言われる日本の市場において、中小企業の強みとは何か。自分の役割とは何か。これをしっかりと理解することによって、Webがどのような手段として用いることができるかが自然と見えてくるはずなんです。

――なぜアメリカではそういうことができるとお考えですか?

 海外のマネジメント手法やリーダーシップ論をそのまま真似ても日本でうまくいかないことについては様々な原因があるでしょう。日本の教育環境、職場環境、あるいは文化の違いに拠るところもあるのではないかと私は強く感じています。

――そしてもうひとつのきっかけ。他人の生活を豊かにするという部分ですが、例えば読者からおもしろいアクションなどはありますか?

 これは実際に読者の方からいただいたお話なのですが、「知っているのと知らないということの差はありえないくらい大きいですよね」というお言葉です。これは私の紹介したサービスで、今までできなかったことを実現できたということなのです。俗に言う「アハ体験」ではありませんが、こういった経験をすることによって読者の方が自信を持つようになり、考えることに努力を惜しまなくなると思っているんです。とても小さなことかもしれませんが、そういったきっかけのお手伝いができると思うととても楽しいですね。

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この記事の著者

オオヤ コノハ(オオヤ コノハ)

1979年うまれの28歳。大学時代に自身のホームページを立ち上げ、その場で書いていた日記が書籍化されたことから、ライター業を開始。ネット系、アダルト系から小説まで幅広く執筆活動を行う。大学卒業後は某出版社にて雑誌編集に携わる。結婚を機にいったん文筆業から離れるが、最近復活。いい仕事がしたいなぁと思うこのごろです。<...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/08/22 17:48 https://markezine.jp/article/detail/4856

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