生成AIを活用し、ホワイトペーパーをサクッと作成しよう!
村尾:本日はChatGPTの画面を投影しながら、ホワイトペーパー作成のプロセスを実演形式でご紹介したいと思います。各プロセスで用いるプロンプトについても、コピーアンドペーストでそのまま使えるフォーマットを用意したので、ぜひご活用ください。
さて、生成AIを活用しホワイトペーパーを作成する際は、「1.ペルソナの作成」「2.課題の深堀り」「3.構成の作成」「4.スライド文章の作成」の4ステップで進めていきます。

【右】株式会社シャノン マーケティング部 部長 村尾慶尚氏
二見:1つ目のプロセスは「ペルソナの作成」ということで、生成AIでホワイトペーパーを作る場合も、ペルソナ設計から始めていくのですね。とはいえ「ペルソナを作るプロンプト」が難しそうで、なかなかイメージが湧きません。
村尾:そうですよね。そこで、まずは生成AIにペルソナ作成のプロンプトを作ってもらいましょう。つまり「生成AIへの指示を、生成AI自身に考えてもらう」わけです。実際のプロンプトがこちらです。

【コピペ用】ペルソナ作成のプロンプトを出力してもらう
あなたのタスクは、プロのプロンプトエンジニアとして製品の特徴を理解して、ターゲット分析をするためのペルソナ作成のプロンプトを考えることです。実施ステップを実行してください。
# 製品の特徴
月額12,000円で、生成AIを活用したコンテンツ作成の仕組み化ができる
ペルソナなどの企画から、制作・集客まで生成AIがサポート
ホワイトペーパー・記事・セミナーなどの様々な施策に対応
# 実施ステップ
・上記の製品の特徴を読み込んでください。
・プロのプロンプトエンジニアとして、ターゲット分析のためのペルソナ作成プロンプトを考えてください。
# ペルソナ作成の注意点
・ペルソナ作成の目的は、人間が製品のマーケティングをするために必要なターゲット理解です。この目的を念頭に置いてください。
・ペルソナ作成時は、属性情報だけではなく、感情面や行動面も考慮してください。
# 出力形式
## ターゲット分析のためのペルソナ作成プロンプト:
村尾:まず「あなたはプロのプロンプトエンジニア」と生成AIの役割を定義した上で、製品の特徴や実施ステップなどを伝えます。ここで「製品の特徴」欄をこだわって書く必要はありません。サービスサイトのファーストビューにあるリード文などを、そのままコピーアンドペーストしてみましょう。
二見:簡単ですね。しかし、サービスサイトの文章は生成AIのプロンプト用には作成されていないので、使えないのではないでしょうか?
村尾:そのとおりです。ただ、少し雑に伝えてもなんとかしてくれるのが生成AIですから、騙されたと思ってそのまま文章を入れてみてください。
生成AIでペルソナを作成する時のポイント
二見:本当ですね! 実際にこれらの内容をChatGPTに入れてみると、それらしいプロンプトが出力されました。この後はどうすればいいのでしょうか。
村尾:次が本来の目的であるペルソナ作成です。生成AIに自身で作ったプロンプトを活用してもらいましょう。こちらがペルソナ作成のためのプロンプトです。

【コピペ用】ペルソナ作成のプロンプト
あなたのタスクは、上記のプロンプトを使いわたしがターゲットを理解するためのペルソナを作成することです。
# 実施ステップ
・上記のプロンプトをステップバイステップで実行してください。
・詳細なペルソナを作成してください。# 注意事項
・ペルソナ作成の目的は、私が製品のマーケティングをするために必要なターゲット理解です。この目的を念頭に置いてください。# 制約条件
・日本の伝統的メディアのテキストメールマガジンのような装飾で作成してください。# 出力形式:
詳細なペルソナ:
村尾:ポイントは「制約条件」の部分。生成AIが認識しやすい出力形式は「マークダウン」と呼ばれる「#」がついた箇条書きの形式です。しかし、私たち人間にはちょっと見にくいですよね。そこで制約条件として、「日本の伝統的メディアのテキストメールマガジンのような装飾で作成してください」と伝えましょう。こうすることで読みやすいペルソナが出力されるはずです。
二見:出力されたペルソナを確認すると、たしかに見た目は読みやすくなったのですが、生成AIが考えたペルソナの「課題」は、表面的で内容が薄いのがちょっと気になります……。
村尾:たしかに、そうなんですよね。そこで次のステップ「(ペルソナの)課題の深堀り」が必要となってきます。こちらも実際のプロンプトをご紹介します。
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