「ジェネレーション X」と呼ばれる30代に続いて、「ジェネレーション Y」、つまり10~20代の若い女性たちは、あたりまえのようにパソコンを使いこなし、最新家電や携帯、ゲームなどへの関心も高い―ネット調査会社eMarketerは、ネットマーケティング会社Vertis Communicationsのレポートをもとに、若い男性に劣らず、若い女性たちも最新家電や情報機器の有力な購買層であるという米国内の分析結果を12月15日に発表した。
eMarketerの分析によると、1年以内にパソコンの購入を考えている10~20代の女性の割合は37%で、両親の世代の32%、全成人の28%を上回っている。また、10~20代の女性が情報端末や家電製品の購買のきっかけになるものとしてあげているのは、テレビ(14%)や雑誌(3%)を抜いて、インターネットが24%で1位。同世代の男性も、やはりインターネットが1位で、38%を占めている。
「マーケティング担当者は、男性向けの家電製品の広告展開を、こうした若い女性たちにも広げるべきだ」と、Vertis Communicationsの副社長ジム・リトウィン氏は述べている。日本では、若い女性に絶大な人気を誇るファッション・小物ブランド「サマンサ・タバサ」とソニー・コンピュータエンタテインメントのコラボレーションによる、ピンクのPSPが話題を集めたが、若い女性をいかに取り込むか、ネット広告をいかに活用するかは今後の大きなカギになりそうだ。
"Young Women Like Tech Gadgets" (eMarketer)
"Future Purchase Plans Reveal Women To Be Increasingly More Tech Savvy" (Vertis Communications)