情報の整理はAIに、取捨選択は自分で
Q1.普段使っている対話型AIツールと、それを使っている理由を教えてください
主にChatGPTを使用しています。これまでは同じプロンプトをGeminiなど他の対話型AIツールに投げてはいたのですが、今はほとんどChatGPTです。特に問題を感じることはない状況です。

ベーシック執行役員、ホットリンク執行役員CMOを経て2022年6月「ひとの温かみを宿した進化を。」をテーマに株式会社GiftXを創業し、「おもいが伝わる。ほしいを贈れる」選び直せるソーシャルギフト「GIFTFUL」を運営。複数のWebサービス・メディアの立ち上げや150社以上のコンサルティングを経験。現在も企業のアドバイザーやマーケティング支援も実施。自著に『僕らはSNSでモノを買う』『SNSマーケティング7つの鉄則』『現場のプロが教える!BtoBマーケティングの基礎知識』『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』
Q2.仕事/プライベートにおいて、それぞれどのようにAIを活用していますか?
仕事では主に、コンサルティングと原稿作成で利用しています。
コンサルティングでは、情報やリクスなどの整理に使っています。それをベースに優先順位を立てる等の作業に自分の時間を使っています。原稿作成では、取材などの音源を対話型AIに文字起こししてもらい、それを元にタイトルや見出し、言い回しなどの編集を自分自身で行なっています。
プライベートというより、仕事以外の利用ですが、移動中などちょっとした時間に対話型AIと会話をしています。気になることをAIに聞いて、そこからさらに会話を通して深堀りしていくのです。様々な気付きを得られます。
また出かける際など、おすすめの場所を聞いたりもしていますね。
Q3.ここだけはAIに任せない、という領域やポイントはありますか?
先ほど、AIと会話をしているとお答えしましたが、自分の専門ではないことに関しては聞かないようにしています。理由は、出してもらった回答の精度がわからないからです。
記事作成においては、文字起こしなどに利用していますが、見出しや編集といった部分は自分で行なっています。取材記事の場合はその場の雰囲気を伝えることが重要ですし、会話の整理や情報を取捨選択する際には「読者に何を伝えたいか?」が重要です。プロンプトを投げれば一定のクオリティにはなるのですが、自分らしさがなくなってしまう可能性もあると考えています。
対話型AIツールは作業の部分をサポートしてもらっているイメージが近いかもしれません。コンサルティングにおける活用も同様です。