REVISIOは、ビデオリサーチと資本業務提携契約を締結したことを明らかにした。両社が持つ独自のデータを組み合わせることで、広告およびコンテンツの価値を明示するデータソリューションを強化する狙いだ。
同資本業務提携に際し、REVISIOが行う第三者割当増資をビデオリサーチが引き受けている。また、ビデオリサーチ取締役上席執行役員の尾関光司氏が新たにREVISIOのアドバイザーに就任した。
REVISIOは人体認識センサーによって視聴者の視聴態度を1秒ごとに計測し、テレビ画面に対する「アテンション(注視)」データを提供している。アテンションデータは、広告やメディアの効果を把握する上で日本のみならず海外でも重視される指標であり、多くのクライアントに提供してきた。2022年以降はコネクテッドTVデータの取得にも乗り出し、テレビ広告の課題解決を目指したワーキンググループ設立や、企業のROI最大化を支援するプロダクト「REVISIO One」のローンチにも取り組んでいる。
一方でビデオリサーチは、60年以上にわたり視聴率や各種メディアデータ、マーケティングデータを企業や広告主へ提供。メディア接触が多様化する中、企業と生活者間の最適なコミュニケーションを支えるデータ事業の進化に力を入れてきた。
今回、両社が有する独自のデータを活用し、広告やコンテンツの価値を示すためのデータソリューションを強化。今後は両社データを組み合わせた新たなデータソリューションの共同研究・開発を進め、テレビ視聴行動の理解を深め、広告主やメディア企業へのより効果的なデータ提供へとつなげることを目指す。
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