REVISIOは、コネクテッドTV(以下、CTV)の視聴傾向についてまとめた「コネクテッドTV白書2025」を発表した。以下、一部を紹介する。
動画視聴のために利用するデバイス、テレビがスマホを上回る
まず、動画サービス視聴のために利用するデバイスを調査した。結果、調査対象としたほとんどの動画サービスにおいて、テレビ利用がスマホ利用を上回った。

CTVでの動画視聴は定着/YouTubeの平均視聴時間が1位に
次に、CTV視聴世帯における各動画サービスの平均視聴時間を調査した。結果、「YouTube」が1日あたり60.1分と1位に。Amazon Prime Videoは17.0分とテレビ東京の14.9分を超え、CTV視聴の定着が伺えた。

またテレビ活用した各動画サービスの視聴時間は、全体的に増加傾向であることがわかった。

番組ジャンル別、地上波はニュース、動画サービスは映画・ドラマ
番組ジャンル別に見ると、地上波ではニュースやバラエティーが上位に。一方動画サービスでは、映画・ドラマ・アニメなどのコンテンツが上位となった。

時間帯別のデバイスの活用状況は?
また、時間帯別のデバイスの活用状況も調査した。結果、両者を比較すると傾向は近しいものの、平日朝(5時~8時台)、平日午後(16~18時台)、プライムタイム(19~22時台)ではテレビを活用した視聴割合が特に高いことが伺えた。

注視度は、CTVが地上波より高い傾向/サービス別ではDisney+が1位に
テレビ前に滞在している際の注視度を調査した。結果、CTVが地上波より高い傾向を示した。またサービス別に見ていくとDisney+が1位に。「地面師たち」「SHOGUN 将軍」など多くの視聴者を獲得した注目タイトルの独占配信が、注視度を大きく引き上げたようだ。

【調査概要】
・コネクテッドTVの普及率の把握
調査対象:全国18歳(高校生を除く)~79歳の男女
サンプル数:35,000サンプル(人口構成比に合わせて回収)
・地上波・コネクテッドTVユーザーの視聴実態の把握
調査対象:全国18歳(高校生を除く)~79歳の男女
サンプル数:地上波のみ利用者、コネクテッドTV利用者を各1,500サンプル
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