強みと弱みをはっきり伝える
リアルな社会でモノを売る際にはちょっとだましても(?)売れたりすることもあるんですが(笑)、ネットの中では通用しません。逆にネットの中の口コミをうまく生かそうとするならば、だませる人ではなく自分達の商品の強みを伝えていかないといけません。
これから、ネットの中で流れている情報を受けて、また自分で発信していく口コミの「伝播者」はどんどん増えていくので、消費者をだますことはむずかしくなっていくと思います。これから重要なのはよいところと悪いところをはっきり伝えること、つまりオープンであることなのです。
例えば、ある車を口コミで伝播させたいと思う時、正直、ドアの作りとか内装の作りはしょぼいけど、レスポンスがよくて、乗り心地もよいという強みがその商品にあったとします。20代~30代の男性というターゲットも明確にして、商品の強みと弱みもはっきりさせる。逆にマスに向けてどーんと伝えるやりかたは、マーケティング的にどんどん効かなくなっていくと思います。つまり、ターゲットを決めて、強みを明確にすることが、CGM時代の中では一層重要だと思っています。
