AdWords日本版公式ブログの9月16日のエントリによると、今回の変更では、リアルタイムな品質スコアの提供、非表示(検索サイト)ステータスの廃止、最小入札価格に代わる新指標「First Page Bid」の導入という、3つの変更が行われる。
●リアルタイムな品質スコアの提供
検索が実行されてオークションが発生するたびに品質スコアを計算し、その結果をもとに広告表示の判断を行う。Googleはこれによって、関連性が高く品質の高い広告がより多く表示されるようになるとしている。
●非表示(検索サイト)ステータスの廃止
これまで入札クリック単価(上限CPC)が最小入札価格を下回っていた場合、キーワードステータスは「非表示(検索サイト)」 となり、上限CPCを最小入札価格以上に入札金額を引き上げない限りそのキーワードが表示されないようになっていた。
「非表示 (検索サイト)」というキーワードステータスがなくなることによって、キーワードが一時停止もしくは削除されておらず、かつ品質スコアと入札金額を元に算出された値が広告表示のための条件を満たしていると判断された場合、これまで非表示であったキーワードにも広告表示の可能性が出てくる。
●新指標「First Page Bid」
「First Page Bid」は、Googleのウェブ検索結果1ページ目に広告を表示させるにはどれくらいの入札金額が必要かを表す提案値。ただしGoogleは、この金額を設定しても必ずしも広告がGoogleのウェブ検索結果1ページ目への広告表示を保証するものではないとしている。
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