Googleは7月に、音声認識技術を使って動画内の政治家の演説をテキスト化し、それにインデックスをつけることで演説内容の検索を可能にするツール「Elections Video Search」をiGoogleのガジェットとして公開していた。今回公開された「Google Audio Indexing」はガジェットではなく、YouTubeの動画再生画面とほぼ同じかたちで利用することができる。
「Google Audio Indexing」では、YouTubeにアップロードされた動画から音声をテキスト化してインデックスを付ける作業を2~3時間で行う。インデクシングが終了した動画の検索窓にキーワードを入れて検索すると、その言葉が発せられた前後のテキストが検索結果としてリスト表示され、再生ボタンをクリックするとその部分を再生することができる。また、再生画面の再生バー上にも該当箇所を表すマーカーが表示される。
現在は米大統領選関連の演説ビデオなどがメインとなっており、有権者は興味のあるトピックについての政治家の見解を調べることができる。「Google Audio Indexing」は今後、音声検索のショーケースとして、ユーザーの動画作品の音声をインデックス化する機能も公開するようだ。
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