電通は、対話型AIを週1回以上使用する全国12~69歳の1,000人を対象に、「対話型AIとの関係性に関する意識調査」を実施した。
週1回以上「対話型AI」を使用している人は20.7%
対話型AIの使用頻度について、週1回以上使用している(「毎日」「週4~6回」「週2~3回」「週1回」の合計)人は、20.7%に。世代別では、10代(41.9%)が最も多かった。

対話型AIと話す内容、「情報収集」が64.4%
対話型AIと話す内容について、「情報収集(64.4%)」「勉強や仕事などで分からないことを教えてもらう(47.0%)」が多かった。

世代別では、「情報収集」と回答した人は、60代(77.8%)、40代(71.8%)、50代(70.9%)の順で多い。
また、10代は「勉強や仕事などで分からないことを教えてもらう」「勉強に関する相談」が全体より10ポイント以上高く、「学校に関する相談」の他、「恋愛相談」「雑談・たわいもない話」が5ポイント以上高い結果となった。

「対話型AI」に感情を共有できる人は、64.9%
感情共有度合いについて調査したところ、「対話型AI」に感情を共有できる(「非常に共有できる」「共有できる」「やや共有できる」の合計)人は64.9%で、世代別では、20代(74.5%)、10代(72.6%)が多かった。

気軽に感情を共有できる対象の割合について調査したところ、「対話型AI」が1位に。僅差で「親友(64.6%)」「母(62.7%)」と続く結果となり、「対話型AI」に対する感情共有度合いは、「親友」や「母」に並んだ。

Q.あなたは、(上記対象)に対して気軽に感情を共有できますか。それぞれについて、当てはまるものをお知らせください。
【調査概要】
<事前調査>
目的:対話型AIの使用経験・頻度などを把握
対象エリア:全国
対象者条件:12~69歳
サンプル数:40,000
調査手法:インターネット調査
調査期間:2025年5月30日~6月3日
調査主体:電通
<本調査>
目的:対話型AIの使用シーン、会話頻度・感情共有の度合い、信頼度などを把握
対象エリア:全国
対象者条件:対話型AIを週1回以上使用する12~69歳
サンプル数:1,000
調査手法:インターネット調査
調査期間:2025年6月3日~6月4日
調査主体:電通
※全体の1,000人に対し、人口構成に合わせてウェイトバック集計を実施。「%」はウェイトバック後のスコア、「n」はウェイトバック前(回収時)のサンプル数を掲載。
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