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インターネット広告

 インターネット上での広告全般を指す。出稿される媒体は、ウェブ、メールマガジン、SNS、携帯電話専用サイトなど、インフラとしてインターネットを使うさまざまなタイプがある。

 具体的な広告表現としては、ウェブでは、画像を使ったバナー広告、別ウインドウで広告ページが開くポップアップ広告、テキストのみで表示されるテキスト広告、映像や音声などを使ったリッチメディア広告などがある。メーリングリストやメールマガジンでのメール広告はテキスト広告が中心だが、HTMLメールを用いて画像表示をする広告もある。

 また、広告表示の手法としては、ウェブ広告においては、表示されるウェブページのコンテンツに連動した広告を自動的に表示するコンテンツ連動型広告が一般的だ。GoogleやYahoo!などの検索エンジンでは、検索語に合わせた広告を優先的に掲載する検索連動型広告が使われている。他にも、mixiやAmazonでは、ユーザーの登録情報(社会的属性や過去の購買履歴)に応じた広告を掲載する登録情報連動型広告がある。

 これらのネット広告は、その広告効果に沿って広告主(クライアント)と広告媒体(媒体運営者)の間における契約や保証(ギャランティ)が異なっている。それには、表示回数を基準とするインプレッション保証型広告、クリック数を基準とするクリック保証型広告、商品販売など成果を基準とする成果保証型広告などがある。

 日本におけるインターネット広告費は、2004年に1,814億円(前年比153.3%)でラジオ広告費を抜いた。2005年には、2,808億円で前年比154.8%の伸び率を記録した(以上、電通「2005年 日本の広告費」より)。ここ数年の伸長率からは、2006年には雑誌広告費と並ぶ約4,000億円に達すると推定される。

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この記事の著者

松谷 創一郎(マツタニ ソウイチロウ)

1974年生まれ。広島県出身。ライター。2001年、共著『サブカルチャー世界遺産』(扶桑社)を刊行。2004年、カルチャースタディーズ研究所に主任研究員として在籍。2005年、国際大学グローバルコミュニケーションセンターに編集主任として在籍。専門領域は、社会事象、映画やマンガなどのサブカルチャー全般、若者文化など。これまでに仕事をしてきた媒体は、『日経エンタテインメント!』『SPA!』『サイゾー』『ダ・ヴィンチ』『創』『週刊アスキー』『別冊宝島...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2006/07/12 21:16 https://markezine.jp/article/detail/56

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