ベネッセは、「教育」「妊娠・出産・子育」「語学」「暮らし」「介護」の各事業分野で、商品・サービスサイト、キャンペーンサイトなど約100ドメインのサイトを運営しており、これらをまとめると、月間ページビューは3億~5億PVに達する。しかし、膨大なアクセス量によってレポート閲覧に時間がかかったり、PV数に応じた解析ツールのライセンス料が増大するなど大きな課題を抱え、モバイルサイトの解析も手付かずの状態となっていた。
今回、「RTmetrics」を導入したことによって、ドメイン間の導線の把握や全社共通の解析指標による事業戦略立案が可能になり、各サイトにおける来訪者の行動が様々な切り口でレポート化されるため、400名以上の各事業部の担当者がマーケティング戦略の立案・評価などにアクセス解析を活用するようになったという。
課題であったモバイルサイトのアクセス解析にも対応し、モバイルサイトもPCサイトも同じシステムと指標で同時に解析可能となった。また、費用面においても、解析ツールの統一によってTCO(総所有コスト)を大幅に削減。サイトの数やPVが増えれば、それだけ効率的なアクセス解析の必要性も高まってくる。これからは中小規模の企業においても、同じ課題が増えていきそうだ。
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